『FINAL CUT』亀梨和也×橋本環奈×栗山千明の三角関係、ついに修羅場に!?

「いつも見てるのは、この四角の中だけ」。

 1月30日に放送された『FINAL CUT』(カンテレ・フジテレビ系)の第4話「母を犯人にした男」。物語は、中村慶介(亀梨和也)が運営するメディア被害に関する通報サイト『MP.info.net』に、『ザ・プレミアワイド』のカメラマン・皆川義和(やついいちろう)に関する相談が寄せられることから始まる。彼は、かつて慶介の母・恭子(裕木奈江)を追い詰めたうちの一人。恭子の自宅に押しかけ、執拗にレンズを向けていたのだ。慶介は、次なるターゲットとして皆川への制裁を決意した。

 第4話では、“思い込み”がテーマになっていたように思う。今回、『MP.info.net』に相談を寄せたのは、子役・成田光喜の母親・佳代。ある映画のオーディションの最中に、主役に決まっていた人気子役の藤井ゆめが階段から転落し、全治2ヶ月の怪我を負ってしまう。その時に、ちょうど通りかかったのが、光喜だったため、世間から「ゆめちゃんを押したのは、光喜ではないか?」という疑いの目が向けられることに。光喜は事務所を通して否定するも、『ザ・プレミアワイド』の報道陣はしつこく追いかけてくるという。

 特に、カメラマンの皆川は、光喜に執拗にレンズを向け、追い詰めていく。光喜が小学校を休んでいることがわかると、彼の友達に声をかけ、居場所を突き止める。そして、母親が光喜の傍を離れた隙に、「君、光喜くん? ちょっと話いい? ゆめちゃんのことで」と彼に近づくのだった。逃げる光喜を追いかけ回し、階段の脇まで追い込む皆川。気づいた母親が駆けつけ、「何してるの? 警察呼ぶわよ!」と声を荒げるも、皆川は全く動じない。それどころか、光喜に向かって「ほんとのことを、正直に話した方がいいですよ」と、言い聞かせるように口にする。まるで“ゆめちゃんを突き落とした”ことが事実であるような口ぶりだ。

 そう、皆川は“ゆめちゃんを押したのは、光喜”と思い込んでいる。だからこそ、異常なまでにしつこく光喜を追いかけ回す。そして、世間もまた光喜が犯人だと思い込んでいた。だが、真実はこうであるはずだと思い込んでいるものの、加害者とされている光喜からも、被害者とされているゆめからも、その件についての発言が出てこない。100パーセント確証できるような何かが欲しい。だからこそ、光喜の口から「押しました」という言葉を聞きたいのである。まさに、『ザ・プレミアワイド』の司会者である百々瀬塁(藤木直人)が求めているニュース“人が見たいもの”、なのだ。それは、12年前に起き、恭子が犯人扱いされた“西新宿工場跡地保育園児殺人事件”も然りだろう。

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