『アウトレイジ 最終章』新キャストに大森南朋、ピエール瀧、大杉漣ら 特報映像&ビジュアルも

 北野武監督最新作『アウトレイジ 最終章』の新キャストが発表され、公開日が10月7日に決定。あわせて、特報映像とティザービジュアルが公開された。

 

 本作は、北野武監督18作目となる、裏社会の男たちの抗争を描いたバイオレンス・エンターテインメント。関東の山王会vs関西の花菱会の巨大抗争後、韓国に渡り、日韓を牛耳るフィクサー張会長の下にいた大友が、韓国のフィクサーvs関西の花菱会という新たな抗争が勃発する中、日本へ戻り、新たな全面戦争が巻き送る模様を描く。

 このたび発表された新キャストは6名。大友を慕う韓国・済州島グループの市川役に大森南朋、花菱会の花田役にピエール瀧、花菱会の若頭補佐・森島役に岸部一徳、花菱会の新会長・野村役に大杉漣、花田の手下・丸山役に原田泰造、山王会の木村組・吉岡役に池内博之が『アウトレイジ』シリーズに初参戦する。前作に引き続き、ビートたけし(大友役)、西田敏行(花菱会・西野役)、塩見三省(花菱会・中田役)、白竜(張会長の側近・李役)、名高達男(山王会・白山役)、光石研(山王会・五味役)、松重豊(警視庁・繁田役)らが出演することも発表されている。

『アウトレイジ最終章』特報

 あわせて公開された特報映像は、銃を放つビートたけし演じる大友の姿とともに幕を開け、巨大な弾丸にクレジットされた出演者の名前と登場シーンが次々と映し出される。映像の最後には、「大友さん、これで最後ですよね」と聞かれた大友が、「済んだと思うなよ」と裏切りの連続を示唆するセリフも。一方のティザービジュアルには、“全員暴走”のコピーとともに、サングラスをかけたビートたけしが銃を構える姿が捉えられている。

新キャスト コメント一覧

大森南朋

役者を始めた頃からずっと北野監督の映画に憧れていました。
これまでも『Dolls』『アキレスと亀』と2作品でお世話になってます。
そして今回は、念願叶ってバイオレンス。念願叶ってアウトレイジ。
もうこんな幸せな事はありません。
北野組の撮影現場、たけしさんの横で「あぁ オレ 今 夢が叶ってるぅぅ」って スゲェ小さい声で呟いてましたもん。

ピエール瀧

初めて北野組に参加させていただきました、ピエール瀧です。
全スタッフの見事なチームワーク、痺れるような本番の緊張感、
そして時折垣間見ることができた監督の作品への姿勢と愛情、
どれもが自分にとって素晴らしい体験でした。
顔面世界遺産とも言える役者陣の“顔バトル”は、とにかく必見です(笑)

大杉漣

24年前の『ソナチネ』が、初めての北野映画でした。
ちょうど今回の出演で10本目になりますが、常連などと思ったことはありません。
やはり作品は、ひとつひとつなのだと痛感します。北野組のあの独特な緊張感と世界観はたまりません。また味わいたくなるのは僕だけではないはずです。

原田泰造

念願の北野組、それも大ファンであるアウトレイジに出演する事が決まった時、嬉しさのあまり雄叫びを上げていました。
現場では北野監督の包容力がとても大きく、夢見心地と緊張感が入り混じった味わったことのない気分で撮影に臨ませて頂きました。
僕も皆さん同様暴走しております! 公開を楽しみにしていてください!

池内博之

自分が俳優としてデビューしてから、北野作品に出演する事は自分の目標でもありましたので、決まった時は本当に嬉しくびっくりしました。
現場は、スタッフ、キャストのとてつもない、いい緊張感が、リハから流れていて本番一発。
テンポの速い撮影で、あっという間に終わるんです。たまに北野監督から演出上の指示がある以外は自由に演じさせてもらえるのですが本気でやらないと見透かされてそうで、ある意味怖かったですね。なので1カット1カットを全力で生きないといけないという思いが凄くありました。

岸部一徳

『座頭市』以来、久しぶりに参加しました。
北野組の優しさ、静けさ、心地よさを感じた現場でした。
言葉を使わない人間への愛情、そんなたけし映画が僕は好きです。

■公開情報
『アウトレイジ 最終章』
10月7日(土)全国公開
監督:北野武
出演:ビートたけし、西田敏行、塩見三省、名高達男、光石研、中村育二、松重豊、白竜、大森南朋、ピエール瀧、大杉漣、原田泰造、池内博之、岸部一徳
配給:ワーナー・ブラザース映画/オフィス北野
(c)2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会
公式サイト:outrage-movie.jp

関連記事