綾野剛、白石和彌監督の最新作『日本で一番悪い奴ら』主演に 「問答無用の最狂最愛物語です」

綾野剛、白石和彌監督最新作に主演
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綾野剛 (C)2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会

 『凶悪』の白石和彌監督による最新作『日本で一番悪い奴ら』の公開が決定し、綾野剛が主演を務めることが発表された。

 『日本で一番悪い奴ら』は、2002年7月に北海道警察の生活安全特別捜査隊班長である稲葉圭昭警部(当時)が、覚せい剤取締法違反容疑と銃砲刀剣類所持等取締法違反容疑で逮捕、有罪判決を受けた「稲葉事件」をモチーフにした作品。「稲葉事件」は、公判において、北海道警察によるやらせ捜査や銃刀法違反偽証などの不祥事が明るみに出るとともに、北海道警裏金事件が発覚するきっかけにもなり、“日本警察史上、最大の不祥事”と呼ばれている。綾野は本作で、“黒い警部”と異名を残す実在の男をモデルにした北海道警察の警部を演じ、逮捕されるまでの26年間を描く。

 綾野は脚本の内容に惚れ込み、「何を犠牲にしても出演するべき作品」と、オファーからわずか3日で出演を快諾。また、役作りのためクランクインからクランクアップの間に体重を10キロ増減させ、激しい柔道の練習にも毎日のように取り組んだという。

 第37回日本アカデミー賞優秀作品賞を含む4部門ノミネートをはじめ、各映画賞で様々な賞を受賞した2013年の『凶悪』以来、白石にとってはメジャー第2作となる本作。事件が起こった北海道出身の白石が、「この映画を撮らずに、次のステージには進めない」と、『凶悪』のプロデューサーチームと再びタッグを組んだ。

 なお、撮影は今年6月初旬~7月上旬に行われ、2016年2月に完成予定。2016年月6日25日より全国ロードショーとなる。

主演・綾野剛 コメント

始まってしまう。情報解禁というだけで、武者震いします。
実話を元にした白石和彌監督作品『日本で一番悪い奴ら』通称〈日悪(ニチワル)〉が、少しずつ皆様に近づいている。まるで獲物に狙いを定め、ギリギリの極致まで爪を見せない何物のように。何かのプレイのように。
白石和彌監督との出会い、撮影現場、過ごした時間は、私の役者人生に無二の影響を与えて頂きました。
この作品は、私が来年出演する映画でも、もっとも衝撃で愚かで愛おしい、何物にも変えがたい問答無用の最狂最愛物語です。皆様、どうか、一人の男の人生を目撃ください。

監督・白石和彌 コメント

綾野剛という稀代の映画俳優と共に粉骨砕身して取り組みました。一人の人間の半生を描くことが、これほどまでに困難で
苦しく、そして極上の輝きを持つものかと驚嘆しています。それもこれも全ては綾野剛!
苦く哀しく、どうしようもなく楽しい極上のエンターテインメントになっています。楽しみにお待ち下さい。

■公開情報
『日本で一番悪い奴ら』
2016年6月25日(土)全国ロードショー
主演:綾野 剛
監督:白石和彌
原作:稲葉圭昭「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」(講談社文庫)
配給:東映・日活
(C)2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会
公式サイト:www.nichiwaru.com

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