ディザスター・ムービーの新境地へ 『カリフォルニア・ダウン』のリアルとスペクタクル
そして、ドウェイン・ジョンソン演じるレイの妻役のカーラ・グギーノや、娘役のアレクサンドラ・ダダリオ(タンクトップ姿が素晴らしい!)ら、女優陣の鬼気迫る演技も見どころのひとつ。レオス・カラックス監督『ホーリー・モーターズ』でも印象に残る演技を見せたカイリー・ミノーグが端役で出演しているのもポイントだ。
なお、ブラッド・ペイトンは再びドウェイン・ジョンソンを主演に迎え、1986年に発売されたアーケードゲーム『Rampage』の映画化で新作を制作することが既に決定している。
リアルさを追求した『カリフォルニア・ダウン』を経て、再び非現実の世界をどう描くのか。それも非常に気になるところではあるが、 まずは『カリフォルニア・ダウン』を劇場の大スクリーンで味わっておくことをオススメしたい。
(文=宮川翔)
■公開情報
『カリフォルニア・ダウン』
新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほかにて公開中
監督:ブラッド・ペイトン
脚本:カールトン・キューズ
ニューライン・シネマ提供 ビレッジ・ロードショー・ピクチャーズ提携
出演:ドウェイン・ジョンソン、カーラ・グギーノ、アレクサンドラ・ダダリオ、ヨアン・グリフィズ、アーチー・パンジャビ、ポール・ジアマッティ
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
公式サイト:www.californiadown.jp