【ONE PIECE考察】世界政府の始祖の王家にも“ワノ国”が絡んでいる? 新武器の名前に仄めかされたメッセージ
※本稿は『ONE PIECE』最新話までのネタバレを含みます。連載を未読の方はご注意ください。
イム様の能力によって、神の騎士団がさらにパワーアップを果たした『ONE PIECE』最新第1189話。「空白の100年」に纏わる新情報も明かされ、一層盛り上がりをみせている。
今回はワンピース研究家の神木健児氏に、新たな武器が多数登場した最新話の注目ポイントを聞く。
「エルバフ編に入ってから、ジョイボーイとイム様の関わりなど、800年前との繋がりがよく描かれるようになりました。そして最新話では、ついに800年前に使用された19の王家の武器が登場しました。『憤怒剣(グラム)』や『聖命槍(ロンギヌス)』など、やっぱり『ONE PIECE』では名前のある武器が出てくるとかっこいいなと、改めて感じますね。『虚の玉座』の前に刺してあった武器ということでしたが、イム様の『魔気(オーメン)』で復活させていると言っていたので、ただ呼び出して使っているだけではないのでしょう。各々に能力がありそれをイム様が蘇らせているのか、そこにも秘密がありそうです」
多くの新武器が登場した『ONE PIECE』最新話だが、特に気になった武器の名があると神木氏は続ける。
「作中に登場した武器はまだ5本ですが、ソマーズ聖の口からほかにも名前が明かされました。そのなかに、『村正』という武器があったのが気になります。現実で非常に有名な日本刀と同じ『村正』と聞くと、私は真っ先にワノ国が浮かびました。でも800年前の大きな戦いでワノ国は、20の王家側ではないはずなんですよね。当時のワノ国に20の王家と繋がりがあったのか、もしくはほかの王家がワノ国で製造された武器を使っていたのか。またワノ国が、世界の真相の近くにいる予感がします」
イム様がルフィの家族について口にする描写もあった。
「イム様がルフィの2人の兄について言及していたのも、興味深かったです。基本的に神の騎士団を含む天竜人は、下界の情報に疎い印象があります。下の世界だと思っているので、あまり興味がないのでしょう。でもイム様はルフィの兄について知っていました。しかもそれぞれの所属や立場まで、ある程度把握している様子。ルフィを危険人物として見ているから、その周りも注意しているのか。またエースもサボも、世界政府にとっては明確な敵だったのでチェックしていた、ということなのかもしれません。もしくは『兄弟』という存在が、イム様にとって何か特別な意味を持っている可能性もありますよね」
イム様との戦いでピンチになったルフィを助けたのは、かつてラフテルに到達した“海賊王の左腕”だった。
「スコッパー・ギャバンがルフィを助けに入って、最新話は終わりました。でもギャバンは怪我をしていますし、まずイム様には勝てないと思います。本人も勝てないのは承知の上で助けに入ったのでしょう。『この島を出る頃にまたおれに会いに来い』というようなことも言っていましたし、ギャバンが『火ノ傷の男』なのではないかという説もあります。なので生き延びるとは思いますが、正直だいぶ死亡フラグが立っていると思うので、ここでリタイアしてしまう可能性もありそうで怖いですよね」
ルフィは大ピンチだが、麦わらの一味の現況は悪いことばかりではない。
「チョッパーがフクロウの図書館に呼ばれたのは、希望と言えます。フクロウの図書館には、館長のビブロがいます。おそらく、チョッパーがビブロと話して色々なことがわかるでしょう。ルフィだけを見ると非常に危機的状況ですが、サンジの覇王色覚醒とか図書館に行くチョッパーとか、少しずつ希望の兆しも描かれています。この辺りが、ルフィたちが世界政府を退ける鍵になると良いですよね」
奮闘する麦わらの一味の歯車が噛み合い、苦境を脱することに期待だ。