雨穴『変な絵』英訳版がイギリス「ダガー賞」最終候補に 世界39の国と地域で翻訳、累計210万部突破
雨穴『変な絵』の英訳版『Strange Pictures』(訳:Jim Rion)が、英国推理作家協会(CWA)主催「ダガー賞」翻訳小説部門のショートリスト(最終候補)に選出された。受賞作の発表は日本時間7月2日を予定している。
ダガー賞は1955年に創設された、世界的にも権威あるミステリー文学賞として知られている。受賞となれば、日本作品としては昨年同賞を受賞した王谷晶『ババヤガの夜』(河出書房新社)以来の快挙となる。
本作は2022年の刊行以来、国内外で反響を呼び、シリーズ世界累計発行部数は電子版・コミカライズを含めて210万部を突破。現在までに5大陸39の国と地域で翻訳出版が決定している。
昨年末には、イギリスの大手書店チェーン・Waterstonesが選出する2025年「Book of the Year(年間ベストブック賞)」の最終候補にも選出された。Waterstonesは本作を「SNS発の日本人作家によるホラー小説。英語圏でも話題となった異色作」と紹介している。
海外での評価はイギリス国内にとどまらない。フランスではFNAC「今月の本(2025年2月)」に選出され、ドイツでは公共ラジオ局による「Krimibestenliste(ミステリー・ベストリスト)」2025年5月版で第1位を獲得。タイ、台湾、ブラジルなどでもランキング上位や重版を記録している。
あわせて、著者・雨穴からのコメントも到着している。
■雨穴コメント
朝、寝起きでSNSを開き「雨穴、イギリスの権威ある賞にノミネート」というニュースが目に飛び込んできました。
夢かと思いましたが、どうやら本当のようです。(まだ覚めていないのかもしれませんが)
ひとえに読者の皆様、ならびに関係各位の皆様のお力の賜物だと思っております。
これを機に、より多くの方々に『変な絵』が届いてくれることを願っております。
■著者プロフィール
雨穴(うけつ)はホラーな作風を得意とするウェブライター・覆面作家。YouTuberとしても活動しており、チャンネル登録者数は200万人を超え、総動画再生回数も2億回を突破している。白い仮面と黒い全身タイツが特徴。デビュー作『変な家』シリーズ(飛鳥新社)に続き、『変な絵』(双葉社)はコミックス化もされ、累計210万部の世界的ミリオンセラーとなっている。アメリカ、イギリス、フランス、韓国、中国、ブラジル、モロッコなど、世界5大陸39の国と地域での翻訳出版が決まっている。最新作『変な地図』は70万部を突破している。
■書誌情報
『変な絵』
著者:雨穴
発売日:2022年10月
出版社:双葉社
『Strange Pictures』
著者:雨穴
訳:Jim Rion
発売日:2025年1月
出版社:Pushkin Vertigo