トップジョッキー・戸﨑圭太、“やり抜く力”が凄かった馬に「フリオーソ」の名を挙げる 初著書発売でサイン会も
トップジョッキー・戸﨑圭太が、2026年4月2日に紀伊國屋書店新宿本店にて、初著書『やり抜く力 天才じゃなくても トップになれた「ベリベリ」シンプルな理由』(Gakken)のサイン会を開催し、囲み取材も行われた。
【写真】「ベリベリホース」Tシャツを着た若いファンも? 戸﨑圭太の握手会
努力と結果で自らの価値を証明してきた一流騎手・戸崎圭太。本書では地方競馬からのスタートした騎手人生から、トップジョッキーの地位を不動なものにするまでの半生を描き、勝負師の極意はもちろん、名馬たちとのエピソードや迷言の誕生秘話も綴られている。
囲み取材に登壇した戸﨑は、初の単著となる本について「僕自身、本が出せるなんて思っていなかったことなので、とても嬉しく思ってますし、この本は僕にとって本当に大切な宝物になったと思っています」とコメント。
誰にこの本を読んでもらいたいか、またプレゼントを予定しているかの質問に、「もうたくさんの方に読んでいただきたいのですが、川島先生(恩師・川島正行調教師)には読んでもらいたかったなというのはすごい思ってます。プレゼントしたいのは、大井のジョッキーだったり、南関東で一緒に乗っていたジョッキーには強制的に買っていただいて読んでいただきたいなと思ってます」とジョークも交えて報道陣の笑いを誘った。
著書の中で一番気に入っているエピソードについては、「石崎隆之さん(元騎手)と福永祐一さん(調教師)に取材してコメントいただいた部分。改めてお二方の言葉が身に染みましたし、心に刺さりました」と答え、読者に読んでもらいたいページを聞かれると、「ちょっと考えたんですけど、僕のありのままがこの本に詰まっているので、ここの部分というより全部読んでいただけたら僕自身のことが分かってもらえるじゃないかなと感じています」と答えた。
書籍のオファーには驚きが大きかったそうで、「僕でいいのかなと思ったんですけど、お声をかけていただけたということで出してみようかなと思いました」と執筆のきっかけを語り、「2025年ですかね、僕自身ドバイで勝ってから何か勢いに乗ってたというか。ちょっとこう自分自身を変える年になったので、そういう流れに乗って出せたということはあったかも知れません」と明かす。
タイトルの『やり抜く力』にちなんで、今まで出逢った馬の中でやり抜く力がすごかった子を聞かれ、「フリオーソていう馬にはそういう力があった。もうずっと一線級で、淡々と言うか、常に高いレベルで走っていたのは、フリオーソじゃないかと思います」と答える。
桜花賞、皐月賞と、これから迎えるレースに向けての意気込みを聞かれ、「ありがたいことにたくさんの有力馬に騎乗させていただくのですが、今ちょっと乗れない期間なので、新たな気持ちで臨みたいと、気持ちを整理しています。次がもう桜花賞なので、責任をもってファンに魅力あるレースをお届けできたらなという思いはあります」と意気込みを語り、桜花賞で初コンビを組むディアダイヤモンドについては「津村ジョッキーとも話をさせていただいて、すごく乗りやすい馬だとは聞きましたので、そう言われると不安もなく、思い切っていけるのかなとは思っています」と自信をのぞかせた。
「ベリーベリーホース(Very very horse)」発言(2025年4月のドバイシーマクラシックで、ダノンデサイルに騎乗し海外G1初勝利を挙げた戸崎が勝利騎手インタビューで馬を称えた言葉)から1年経った思いを聞かれると、「期間でいったら、なんかいつもの1年よりかは長く感じますかね。1年で相当な変わりぶりというか、変えていただいたというのはすごくありまして、僕自身の色んな経験だったり、気持ちだったり感じた部分というのがあって、すごく感謝しています」と振り返る。
周りの環境の変化や自身の考え方の変化について聞かれると、「色々挑戦してきましたけど、2025年は1人でできないことで、支えてくれる周りの方がたくさんいるなっていうのを改めて感じた」と感謝し、自身については「SNSとかYouTubeとかをやりだして、ファンの方、応援してくださる方との距離も近くなって、これだけ応援されているんだなというのを感じた部分もありました」と答えた。
最後に記者から、この一年を「ベリーベリー〇〇」で例えるとしたらの無茶振りに、「このタイミングなので、ベリーベリー『やり抜く力』で締めさせていただいてよろしいでしょうか」と答えたところで記者会見は終了。
この後に、定員300人が完売したという握手会が行われ、ファンとの交流を深めた。