LGBTQ+の文化・思想・政治の重要トピックを網羅『LGBTQ+の歴史』

 『LGBTQ+の歴史』(マイケル・ブロンスキーほか著/藤崎百合訳/清水晶子日本語版監修/河出書房新社)が11月19日に発売された。

 本書『LGBTQ+の歴史』は、紀元前から現代まで、洋の東西を問わず、LGBTQ+にかかわる重要な出来事や人物、思想を、歴史に沿って全105項目のテーマで取り上げ、オールカラーによる豊富な図版とフローチャートによって解説した図鑑。

 本書の代表著者には、1969年以来、政治活動を組織し、作家、出版者、理論家としてゲイ解放運動に積極的に取り組んできた米国・ハーバード大学教授にしてジャーナリスト、作家のマイケル・ブロンスキーを招聘。ハーバード大学で、女性・ジェンダー・セクシュアリティ専攻で「アクティビズムとメディアにおける実践」について教鞭をとり、その著書はラムダ文学賞やストーンウォール図書賞などを受賞している。

 「クィアの歴史の追究とは、しばしば自らの系譜と正当性を求めることであり、抗議活動で繰り返し叫ばれるように、『LGBTQ+の人々はこれまでもずっといた』という証拠を探すことなのだ。」と語るマイケル・ブロンスキーが強いこだわりや留意点などを持って本書の編集にあたり、その思いが本書刊行という形で結実したという。

■書誌情報
『LGBTQ+の歴史』
著者:マイケル・ブロンスキーほか
訳者:藤崎百合
日本語版監修:清水晶子
価格:6,490円(税込)
発売日:2025年11月19日
出版社:河出書房新社

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