ワーナー・ブラザース・アニメーションとWEBTOON Entertainmentが人気作品のアニメ化に向けた提携発表

 ワーナー・ブラザース・アニメーションとWEBTOON Entertainment Inc.が、人気 webtoon作品のアニメ化に向けた戦略的提携を発表した。この提携により、両社は人気のwebtoon作品10作品を共同制作しグローバル配信する。

 この提携により、WEBTOON Entertainment のIPがアニメ化に向けた重要な拡大になるだろう。作品は、同社の韓国語版および英語版のプラットフォームから人気タイトルが選ばれ、米国拠点のWEBTOON Productionsと日本拠点の LINE Digital FrontierのIPビジネスチームが開発支援を行うという。

 WEBTOON EntertainmentのCSO兼グローバル責任者であるYongsoo Kimは下記のようにコメントを発表。「WEBTOONは、今日のエンターテイメントにおいて、最もエキサイティングなオリジナルストーリーテリングの源泉の一つとなっています。当社のクリエイターたちは、Z世代の視聴者に愛されるフランチャイズを築いており、ワーナー・ブラザース・アニメーションとの協業は、アニメーション会で最も尊敬される企業の一つと共に、これらの物語をさらに先に進める素晴らしい機会を私たちに与えてくれます」

 LINE Digital Frontierの代表取締役CGOである金信培は、「LINE Digital Frontier で進行中の日本アニメーション制作パイプラインの他に、今回の協業を通じてグローバル市場をターゲットとしたアニメーションプロジェクトが追加されることは、非常に意義深いことです。日本においては、グローバル市場により適したIPの発掘を含め、制作過程を積極的に支援していく予定です」とし、グローバル展開の拡大に繋がることを期待する。

 ワーナー・ブラザース・アニメーション、カートゥーン・ネットワーク・スタジオ、ハンナ・バーベラ・スタジオ・ヨーロッパの社長であるSam Register「ワーナー・ブラザース・アニメーションの世界的な芸術性と、WEBTOONの鮮やかなストーリーテリングを融合させることで、素晴らしい組み合わせが生まれ、特別なものを作り上げる機会が生まれます。私は、製作開始が待ちきれません!」と、今後の期待を述べている。

  今回発表された開発予定作品は、『The Stellar Swordmaster』(日本語版名:『星剣のソードマスター』作:Hong Dae Ui、juno、Q10))、『Hardcore Leveling Warrior』(日本語版名:『モーレツ戦士』作:Sehoon Kim)『Down to Earth』(作:Pookie Senpai ※日本語版未配信作品)、『Elf & Warrior』(作:AC Stuart、Victor Rosas II ※日本語版未配信作品)の4タイトルとなっていて、これからの発表にも期待したい。

 2025年8月にWEBTOON Entertainmentは、ディズニーと共同でマーベルやスター・ウォーズなどの人気作をWEBTOONとして配信することを発表している。今後さらに活況を呈するWEBTOONがワーナー・ブラザース・アニメーションとの提携により、さらなるIPの拡大となりそうだ。

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