『パンどろぼう』の柴田ケイコ新作 音と色で楽しむ絵本『ぱ・ぴ・ぷ ペンタくん』登場
絵本『ぱ・ぴ・ぷ ペンタくん』(柴田ケイコ・林木林/白泉社)が11月4日に発売された。
【写真】『ぱ・ぴ・ぷ ペンタくん』『ドーナツペンタくん』など
柴田ケイコは『パンどろぼう』シリーズで知られる絵本作家。本作は、2022年に刊行された『ドーナツペンタくん』に登場したキャラクターたちが再び登場する赤ちゃん向けの絵本となる。
作中では、主人公のペンタくんが、赤ちゃんが発音しやすいとされる半濁音「ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ」を仲間たちとともに紹介。「ぱくぱく」「ぴよぴよ」「ぷかぷか」などのオノマトペが多数登場し、音の響きを楽しみながら読める構成となっている。イラストは、色彩と形のわかりやすさを重視し、乳幼児にも親しみやすいタッチで描かれている。
原作『ドーナツペンタくん』は、ドーナツ店を営むペンタくんが主人公。作中では、海辺のドーナツ店を舞台に、訪れるお客の「自分の顔のドーナツを作ってほしい」という注文に奮闘する姿が描かれている。新刊では、そのキャラクター性を生かしつつ、言葉のリズムや音を中心にした乳幼児向けの表現にアレンジされた。
また、柴田による近作としては、敬語で話す犬のキャラクターを描いた絵本『ぽめちゃん』シリーズがある。続編『ぽめちゃんとだっくすちゃん』では、新キャラクターのだっくすちゃんが登場し、柴田作品の特徴でもある親しみやすい動物キャラクターたちの交流が描かれている。
■書誌情報
『ぱ・ぴ・ぷ ペンタくん』
著者: 柴田ケイコ / 林木林
価格:990円(税込)
発売日:2025年11月4日
出版社:白泉社
©柴田ケイコ・林木林/白泉社