【漫画】母が同担だと推し活しづらい? 解釈違いにもんもんとする『嫁姑の推し活』に共感
オープンに推し活をする妻や実母に隠れて、コッソリ沼落ちする男性。ある日、母のライブレポがSNSでバズるも、そこには推し活の思わぬ罠が潜んでいて……。
推し活を始めたばかりの男性が推し活あるあるに悶える漫画が、Xにアップされた。本作は『嫁姑の推し活2ndシーズン』の第二話で、漫画家・篠原とも(@shinoharatt)氏が描いた作品だ。
今回は推し活あるあるや登場するボーイズグループについて、篠原とも氏に話を聞いた。(青木圭介)
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ーー本話を創作した経緯を教えてください。
篠原とも:元々『嫁姑の推し活』という漫画を描いていて、去年の11月頃にKADOKAWAさんから単行本も出版させていただきました。そこで一旦物語は終幕したんですけど、完結にあたってありがたいご感想もたくさんいただき、自分のなかでもまだまだ推し活あるあるを描き足りない感じがあったんです。今年の春くらいに「やっぱりまだ描きたい!」と思い立って、『嫁姑の推し活2ndシーズン』として続編を描き始めました。本話は「2ndシーズン」の第2話で、「1stシーズン」では唯一推し活をしていなくてツッコミ役だったジローが、推し活にハマっていく姿を描きたくて制作したお話です。
ーー発表時の反響はどうでしたか?
篠原とも:「1stシーズン」を読んでくれていた方からは、「ジローの沼落ちが見たかったから嬉しい」というコメントをいただいて、描いてよかったと思いました。
また“解釈違い”の記事なんかが絶賛される辛さに共感してくれているコメントもあり、あるあるとしても楽しんでもらえているようで嬉しかったです。
ーー家族との“解釈違い”に悶々とする物語が非常に面白かったです。
篠原とも:最初、ジローとジローのお母さんであるアケミが、どのように関わったら面白いかと考えたんです。そこで、実の母と息子が、SNSでは真逆のことを言っていたら面白いかなと思いつきました。“解釈違い”は推し活のあるあるだと思うので、それを親子で描いたのが本話です。
ーー本話のなかで、篠原とも氏自身が気に入っているポイントは?
篠原とも:やっぱりジローが“解釈違い”に悶えるシーンは気に入っています。あとは、SNSのアカウントは作らないと言っていたジローが、コメントを見られないと知ってアカウントを作る展開も好きです。これも結構推し活あるあるだと思います。
ーー本作に登場するボーイズグループ「Nebula(ネビュラ)」にはモデルなどいるのでしょうか?
篠原とも:「BE:FIRST」さん、「INI」さん、「Da-ICE」さんを特に参考にしつつ、今をときめくボーイズグループすべてにリスペクトを込めて描いています。
ーー篠原とも氏が漫画を描き始めたきっかけを教えてください。
篠原とも:子供の頃からアニメが好きで、『ビックリマン』とかをよく観ていました。そこから自分でも絵を描くことを始め、裏が白いチラシを集めては描いていましたね。大人になってからも絵を続けたいと思い、ありがたいことに家庭環境がすごく恵まれていて、家族が漫画家になるということにすごく肯定的だったんです。家族が応援してくれたこともあり、好きなことをずっと追って漫画家になれました。
ーー最後に、今後の展望を教えてください。
篠原とも:需要がある限りは、『嫁姑の推し活2ndシーズン』を描いていきたいなと思っています。活動全体で言うと、とにかく息の長い漫画家になりたいです!