くまモンの初エッセイ集『くまモンの「ボクのきもち」』 サイン本お渡し会での様子も
今年の3月12日に辰巳出版から発売されたくまモンの初エッセイ集『くまモンの「ボクのきもち」』が大好評を呼んでいる。
くまモンは熊本県の営業部長兼しあわせ部長であり、昨年からは「復興応援“絆”応援大使」として、2年続けて石川県を訪れ、元気を届けている。今年3月にデビュー15周年を迎え、『くまモンの「ボクのきもち」』という初エッセイ集を出版した。
『くまモンの「ボクのきもち」』はデビューから15年の歩みを自らの視点で振り返る初のエッセイ集。デビュー当初は県内の子どもたちからも怖がられる存在だったというが、2011年の「ゆるキャラⓇグランプリ」受賞をきっかけに全国的な人気を獲得。以降は復興支援活動や国内外のイベント出演を重ね、今や熊本の象徴的存在として知られるまでに成長した。
15年の間には、2016年の熊本地震や20年に人吉・球磨地域を襲った「令和2年豪雨災害」もあった。くまモンは常に復興の先頭に立って熊本のために全力を尽くしてきた。そんな15年間を振り返りながら、「あのとき」自分がどう思ったかを率直に綴っているのがこのエッセイ本だ。大阪での修業時代、全国デビューを翌日に控えての東日本大震災、ゆるキャラ©グランプリでの思い出、コロナ禍を除いて2013年からずっと参加しているフランス・パリでのジャパンエキスポのこと、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにエントリーしながら途中撤退したときの話など、くまモンの本音を知ることができる。
出版を記念して、6月に熊本、7月に東京、そして9月に大阪と3カ所でサイン本お渡し会がおこなわれ、笑顔で交流する姿が見られた。熊本ではアットホームな雰囲気の中、即興のダンスやユーモラスな仕草で会場を沸かせ、東京では炎天下にもかかわらず多くのファンが列をなし、くまモンとの短い対話を楽しんだ。大阪ではファンと掛け声を交わす一体感のある演出も行われ、各地で温かな時間が共有された。くまモンに、サイン本お渡し会の印象を聞くと「ボクも楽しかったモン。おひとりおひとりとゆっくり話せたモン。これからもがまだすモン。みなさん、応援よろしくま~☆」と答えた。「くまモンのボクのきもち」サイン本お渡し会は、今後も行われる予定だ。
■書誌情報
『くまモンの「ボクのきもち」』
価格:1,650円(税込)
発売日:2025年3月12日
出版社:辰巳出版株式会社