俳優・松重豊が京都の名刹・東福寺にて「旅」を着こなす秋の装い 『サライ』11月号発売
俳優・松重豊が表紙を飾った『サライ』2025年11月号が10月9日(木)に小学館から発売された。
今号の『サライ』は「旅」を着こなす秋の装い特集。松重豊が秋が深まりつつある京都の名刹・東福寺を訪ねた。同寺を象徴する通天橋、四仙島の巨石を配した枯山水庭園の南庭など見どころとともに、大人のたたずまいを紹介。屋外で過ごすのが心地いいこの季節、「今旬の新作 ジャンル別厳選アイテム」として、街歩きや旅に似合う装いがアイテム別に提案されている。アメリカントラッドにモダンな雰囲気を漂わせる、立ち襟のジャケット。パイピングの細部が利いたウールのニット素材で心地のいい着用感が得られる。
特別付録は2026年版『アクアスキュータム』スケジュール手帳。1851年、英国ロンドンで誕生し、長く王室御用達を務める歴史あるブランド『アクアスキュータム』とのコラボで生まれた手帳だ。表紙には手触りのよい上質紙を用い、耐久性のあるフィルム加工。中面は2026年と2027年を俯瞰できる年間カレンダーに加え、書き込みしやすい月別のカレンダーと便利な方眼メモで構成。男女問わず使えるシックなデザインとなっている。
大特集は「美の真髄」。第1部では、まず京都屈指の紅葉と、悠久の歴史を伝える寺宝を一度に堪能できる名刹を案内。この秋、訪れるべき京都の美術館5選を美術史家の山下裕二が解説。古都に映える「推し」のモダン建築について、歴史小説家の澤田瞳子が述懐している。長谷川等伯一門による障壁画と桃山風の豪快な石組みが美しい池泉式庭園で知られる智積院も掲載。
第2部は「通い続けたい、京の“ええ店”」を紹介。たくさんの店を知るよりも、季節ごとに通う馴染みの店を数軒だけもちたいもの、という着眼点から、旬の味を自分のペースで楽しんで居心地のいい一隅で安らげる、そんなとっておきの“ええ店”が紹介される。「通い続けたい、京の“ええ店”」の一例。『お料理MIYAMA』では高級ジビエ店の味を気軽な立ち吞みで味わえる。写真は特上鹿ロースト。濃厚な赤ワインを合わせるのがお薦めだ。
サライ・インタビュー特別編は俳優・吉永小百合。『キューポラのある街』『動乱』『ふしぎな岬の物語』『いのちの停車場』など多くの映画作品に出演し、数々の賞を受賞してきた吉永小百合さんは、最新の主演映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』で、世界的な登山家、田部井淳子を演じる。女性で世界初の七大陸最高峰登頂者であり、がんと前向きに闘病した田部井との交流や、今作のテーマのひとつとして描かれた「人生の終わり」について、さらに自身が映画で目指していることまでを語った。今作では『北のカナリアたち』以来、13年ぶりに阪本順治監督とタッグを組んでいる。
■書誌情報
『サライ 2025年11月号』
価格:1400円(税込)
発売日:2025年10月9日
出版社:小学館