【漫画】カードゲームで遊ぶなら“風呂に入れ”? お姉さんがマナーを教えてくれる『カードゲームお姉さん』
ーー本作を創作した経緯を教えてください。
まんが牧:「ポケモンカード」や「ONE PIECEカード」などの影響で、近年はカードゲームがバブルともいえる盛り上がりをみせています。私自身かなり昔からカードゲームをやっており、やはり最近は新しく始めた方がグッと増えた印象です。特にカードゲームを始めたばかりの頃を振り返ると、苦い思い出もあります。新規の方が増えて嬉しいので、始めたばかりで同じような経験をしてほしくなくて、本作を描き始めました。
ーーまんが牧氏のカードゲーム歴は?
まんが牧:歴だけで言ったら結構長くて、もう10年以上やっています。ただ最近はリアルのカードゲームができる環境が周りにないので、主にデジタルカードゲームを触っていますね。
ーー作中で扱ったカードゲーム知識のなかで、必要性を実感した技術や実際に経験した事件はありますか?
まんが牧:必要性についてはやっぱり全部ですね。どれも紙でカードゲームをやるなら、必要だと思っています。相手に暴言を言われてジャッジを呼ぶところは、私の実体験をもとにしたシーンです。現実のカードゲームはコミュニケーションゲームでもあるので、やはり相手も頭に血が昇り心にもないことを言ってしまう場合もあります。そのようなトラブルが起きたときに第三者を呼んで解決してもらうのは、カードゲームに限らずあらゆる場面で必要なことだと思いますね。
ーー“お姉さんがカードゲームを教えてくれる”設定はどのように考えましたか?
まんが牧:解説系の漫画で解説者がおじさんとかだといわゆる“教え魔”っぽくて、読者も読みたがらないと思います。お姉さんにすることで、読者への負担を軽減できるかなと考えました。ただ私自身が思いついたというより、既存作品の影響も少し受けているのかなと思います。特定の作品を頭に浮かべながら描いた訳ではありませんが、『だがしかし』や「FPSお姉さん」の漫画などがそうですね。
ーー作中でまんが牧氏自身が気に入っているポイントは?
まんが牧:キャラクター同士の関係性が気に入っています。好きとか嫌いとかの矢印はあまりなく、全員が全員なんとなく仲がいい。そういった居心地の良い関係性が好きです。
ーーまんが牧氏が漫画を描き始めたきっかけを教えてください。
まんが牧:明確なきっかけは覚えていないのですが、小学生の頃からノートに漫画を描いていました。やっぱり昔から絵を描くのは好きでしたね。
ーー最後に、今後はどのような漫画を描きたいですか?
まんが牧:とにかく、読んでもらえる漫画を描きたいです。どんなに面白い漫画だったとしても、読んでもらえなければ意味がありません。ただ、話題性や最初のインパクトだけでなく、読み進めるとちゃんと中身がある漫画を描いていきたいですね!