ジュニアサッカー最先端の指導メソッドを言語化 「認知→判断→実行」の回路をスムーズに繋げる

 書籍「『認知→判断→実行』の回路を繋げるジュニアサッカートレーニング」が6月5日にKANZENより発売された。

 本書はオシム監督に師事し、のべ50万人の子どもたちを指導するなどジュニアサッカー指導者からの人気も高い池上正の最新刊。

 近年では欧州から『ヴィセラルトレーニング』『ライフキネティック』『エコロジカルアプローチ』といったトレーニングの手法が言語化されており、日本でも広く認識されるようになった。

 これらの手法は、子どもの頭を回すためのトレーニングとも言える。しかし、実際にはなかなか簡単には進まず、悩む指導者たちも少なくない。

 本書によると「頭が回る」とは、子どもたちが「判断」をする前に「無意識レベル」で「認知」できるようになることを指すのだという。「認知」がおざなりになれば、的確なプレーの判断もできないからだ。

 子どもたちの「無意識レベル」に働きかけ、「認知→判断→実行」の回路をスムーズに繋げる。最新の考え方が詰まったトレーニング書となっている。

■目次
第1章:「認知」に対する日本と世界の差
欧州最前線の育成年代の選手たち・指導者たちが見ている世界
第2章:「認知」の力を伸ばすトレーニング
”頭が回るトレーニング”を体系的に消化することで
「認知」=無意識レベルの能力を引き上げる
STEP1 2対1 2 人の関係性の理解する
STEP2 3対1 ベーシックなトライアングルを理解する
STEP3 3対2 高学年向けの応用編をマスターする
STEP4 4対1/4対2 実戦に近い 4 人の関係性を理解する
第3章:指導者が持つべき心構え
子どもを導くために必要なもの

■著者プロフィール
池上正 いけがみ・ただし
「NPO 法人 I.K.O 市原アカデミー」代表。1956年大阪生まれ。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼年代や小学生を指導。02年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。03年より小学校などを巡回指導する『サッカーおとどけ隊』を開始、千葉市・市原市を中心に190ヶ所におよぶ保育所、幼稚園、小学校、地域クラブなどで子どもたちを指導した。2010年1月にジェフを退団。同年春より「NPO 法人 I.K.O 市原アカデミー」を設立。2011年より京都サンガ F.C.アドバイザー、その後、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーアドバイザーや普及部部長を歴任した。現在は「NPO 法人 I.K.O 市原アカデミー」で全国の子どもたちや指導者に池上メソッドを伝える傍ら、大学講師も務める。08年1月に上梓した初めての著書『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(08 年・小学館)はベストセラー。『サッカーで子どもの力をひきだす オトナのおきて10【DVD付き】』『少年サッカーは9割親で決まる』『「蹴る・運ぶ・繋がる」を体系的に学ぶジュニアサッカートレーニング』(小社刊)。ジュニア指導歴46年で、のべ50万人の子どもたちを指導した実績を持つ。

■書誌情報
『認知→判断→実行』の回路を繋げるジュニアサッカートレーニング
著:池上正
価格:1800 円+税
発売日:2025年6月5日
出版社:KANZEN

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