上戸彩、15年ぶり写真集は新たな金字塔に? グラビア編集者「アラフォーの写真集は名作揃い」

 俳優デビュー25周年を迎えた上戸彩が、7月10日に約15年ぶりとなる写真集『Midday Reverie』(宝島社)を発売する。写真集の公式Xではメイキングムービーやオフショットが連日投稿されており、39歳の上戸が見せる自然体な姿が大きな話題となっている。

 芸能界では今、“39歳”が熱いキーワードとなっている。2024年11月には同じく39歳の後藤真希が写真集『flos』(講談社)を発売し、重版10刷の大ヒット作となった。電子版も好調で、日本の歴代電子写真集の中で「売り上げナンバー1」の記録を達成。同作は、プールで撮られた透け感のあるカットが話題になったが、SNSでは後藤のエイジレスな美しさについて、男性ファンだけでなく女性からも支持の声が上がっており、それが記録的な売上に結びついたようだ。

 今回待望の新写真集を発売する上戸は、後藤と同じ1985年生まれというだけでなく、「デビュー25周年」という点も共通する。

 多くのグラビアムックなどを手掛ける編集者の山崎勤氏は、上戸彩の次作について、「『flos』に続き、“39歳写真集”の歴史を塗り替える、上戸さんなりの大人の色気を見せる写真集になるのでは」と指摘する。詳しい話を聞いた。

「実はアラフォーのタイミングで撮られた名作写真集は少なくないんです。たとえば、2023年には、39歳だった磯山さやかさんの6年ぶりの写真集『and more』(講談社)が発売され、原点回帰とも言える水着姿を披露し話題となりました。また、2021年に発売された熊田曜子さんの30代最後の写真集『39』(双葉社)は彼女史上最大級の肌見せを謳った一冊で、過激なカットの数々に驚かされる作品でもありました。2人とも往年のグラビアファンになじみ深いグラドルですが、“39歳”というタイミングの写真集ということで、久々に買い求めたという人も多かったんです。

 上戸さんの前作『North East West』(ホーム社)は水着カットのない写真集でしたが、今回はターニングポイントでもある39歳のタイミングに出す写真集で、15年ぶりのカムバック作でもある。これまでの清楚で上品な上戸彩のイメージを覆すような写真がもし一枚でも収められているとすれば、売上は大きく跳ね上がるでしょう」(山崎氏、以下同)

 今回の写真集『Midday Reverie』のロケ地として選ばれたのは台湾だ。現在公開されている先行カットは、滝をバックに背中の大きく開いたワンピースで佇む写真や、仰向けに寝そべるニット姿の写真、また台湾の夜市を楽しむ姿など年齢を感じさせないあどけない表情が、カメラマンの川島小鳥氏によって撮られている。

「上戸さんは2012年に結婚して、現在は3児の母でもあります。それでこの美しさですから、同性にも勇気を与えるような写真集になるのではないでしょうか。さすがにゴマキのように大胆写真はないと思いますが、カメラマンの川島氏は有村架純の『Clear』や西野七瀬の『風を着替えて』など、まるでデート風景のような彼女感あふれる写真を撮ることでファンに好評です。個人的には、上戸さんのハマり役だったドラマ『昼顔』のような“不倫デート”を感じさせる艶やかな写真にも期待したいところです」

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