発売前から話題沸騰!「動画配信」をテーマに描かれた5つの傑作ミステリー短編集『この配信は終了しました』
ミステリー短編集『この配信は終了しました』が5月21日に双葉社より発売される。
【写真】「すべての短編集に驚愕のどんでん返しが待ち受ける新感覚ミステリー誕生!」
ある凄惨な事件が起こった廃墟に向かう心霊系配信者、痴漢を私人逮捕したのちに自殺した正義系配信者の物語とはーー。
そのほかにも暴露系、考察系、救済系など様々な配信者の“素顔”を描いた物語を収録。すべてを読み終えたあと、いつも見ていた配信が見られなくなるかもしれない……そんな作品だ。
■各話あらすじ
「暴露系」……兄弟で暴露系動画チャンネルを運営する千里は週刊誌記者の猩野という男に呼び出される。猩野から提供されたのは、ライバルでもある暴露系チャンネルの運営主に関するスキャンダルだった。千里は調査をはじめるが、そこには猩野が仕掛けていた兄弟を巻き込む、ある罠があり……。
「心霊系」……同じ大学の冴えない先輩後輩コンビが一念発起してはじめた心霊系配信。廃墟や心霊スポットを紹介し、霊異が起きたことにして登録者数を稼ぐ手法をしていたが、そんな二人が新たに出向いたのは連続殺人事件が起きた廃墟で……。そこで恐ろしい悲劇が起きる。
「考察系」……有名な考察系配信者が生配信の最中に席を外し、その後、死体となって見つかった。自殺か事件か――気鋭の経営者に集められた考察系配信者たちが自らが考察した事件の真相を披露していくが、そこには衝撃の真実が隠されていた。
「救済系」……樹海の中で見つかった行旅死亡人の男性。その遺体の横には、若い女性に人気のキャラをあしらったリュックサックがあった。家出少女たちを救済していた「伝説の救済系」動画配信者がその遺体の主なのか。そしてリュックサックの持ち主とは!?
「正義系」……私人逮捕を配信していた正義系配信者が痴漢を現行犯逮捕した直後、電車に飛び込んで自殺した。その配信者の過去を調べていくと、なぜ正義系配信をはじめたのか、そしてなぜ自ら電車に飛び込んだのか、その謎が驚きとともに明らかになっていく。
■作品概要
【タイトル】この配信は終了しました
【著者】青本雪平
【判型】四六判
【価格】1,870円(税込)
【発売日】2025年5月21日
【ISBN】978-4-575-24819-7