荒川弘ワールド炸裂『黄泉のツガイ』『アルスラーン戦記』がランクイン【2025.3.18 週間漫画ランキング】
続いては2位にランクインした、田村由美による『ミステリと言う勿れ』15巻(小学館)。本巻では主人公・整と病院で出会ったライカが話題に。「春になる頃には私はこの世にいない」と自ら語っていたライカに、春がやってきたのだ。表紙を飾っているライカは、鎖が砕けた首輪を付け、儚げな笑みを浮かべている。この表紙が何を示唆しているのか、読んで確かめよう。
5位は、永野護による『ファイブスター物語』18巻(KADOKAWA)。1987年に第1巻が発売されてから約40年、休載を挟みながらも続いてきたロボット漫画の最新刊に、長年のファン達は大喜びだ。Zガンダムのデザインも担当した、ロボット漫画/アニメ界の巨匠の作品は一読必須といえるだろう。
7位には、女子高生のキャラクター達が本格的なキャンプを実践することで人気を博し、海外のファンも聖地巡礼するほどとなった、あfろによる『ゆるキャン△』17巻(芳文社)。本巻では、前巻に続き群馬の旅が描かれている。野反湖の温泉やご当地食材を使ったキャンプ飯など、読み終われば思わず「野反湖 キャンプ」と検索してしまうことだろう。キャンプ好きや、キャンプしてみたい人にとっては必見だ。
9位は、雨穴・綾野暁による『変な家』5巻(一迅社)。原作の雨穴は、『変な絵』が今週の日販調べ文庫ランキングにランクインするなど、ホラー小説の最前線を行く今大注目の作家だ。活字が苦手という人は、コミックでその世界観を楽しんでみてはいかがだろうか。
10位は、にいさとるの『WIND BREAKER』21巻(講談社)。3月12日にリリースされたスマホゲーム「WIND BREAKER 不良たちの英雄譚」が、「App Store iPhone 週間ゲームチャート」にて1位を獲得した。4月に控えるアニメ放送も相まって注目度の高まりを肌で感じる。そんな本作の最新刊では、幼い表情で花火を楽しむ主人公・桜の表紙が話題に。騒がしい喧騒から離れた桜を見つけたらぜひ手に取ってほしい。
※参考:日販「週間ベストセラー」https://www.nippan.co.jp/ranking/weekly/