「ヒーローの重大さを実感」俳優・葉山侑樹『ブンブンジャー』の撮影で学んだスタッフへの感謝とリスペクト
「ちょっと背伸びしている自分」も含めて、一つの等身大の姿
ーー今回発売された写真集は「等身大」がテーマですね。特にどのページが、自分らしさが出ていると思いますか?
葉山:表紙のカバーを外すと見られるカットがあるのですが、それは「等身大の自分」というコンセプトにすごく合っていると感じています。
今回の写真集のタイトルにはいくつかの候補があって、その中から『蒼穹(そうきゅう)』を選んだのですが、その決め手になったのが、このカットなんです。真っ青な空が大きく映っていて、その中で僕が振り返っている。カッコつけているわけでもなく、自然な表情で笑っていて、リアルな感じが出ているので、お気に入りのカットです。
ーー「等身大」がテーマですが、ご自身で思う「葉山侑樹の等身大」のイメージはどんなものですか?
葉山:僕は無意識のうちに「良くしなきゃ」と自分を追い込んでしまうところがあって、ついカッコつけてしまうんです。今回の写真集では、そういう「ちょっと背伸びしている自分」も含めて、一つの等身大の姿として収録されています。
表情をキメているカットもあれば、趣味に没頭しているカットや、素で笑っているカットもある。仕事モードでいるときの自分も、油断した表情でいる自分も、どちらも僕だと思っていて。全部ひっくるめて「等身大の自分」だと思っています。
ーー 役柄のイメージが先行して、素の葉山さんもクールな方と思っているファンも多いかと思います。
葉山:最初は、「近寄りがたい」と言われることもありますね(笑)。実は初対面の人に自分から話しかけるのがあまり得意じゃなくて。無意識のうちに警戒心を漂わせているのかもしれません。
でも、本当は人と話すのが好きなんです。撮影現場でも役者仲間の方の話を聞かせてもらうと、すごく面白くて。いろんな考え方があるし「取り入れてみよう」と思うこともあって、本当はもっと人と話したいと思っています。ボケるのも大好きですし、他愛のない話をするのも好きなので…実は、人と会話するのが大好きな人間です(笑)。