島旅を40年以上続けた第一人者が贈る、日本の有人島ガイド『島図鑑 歴史と文化でたどる日本の有人島』
『島図鑑 歴史と文化でたどる日本の有人島: (ハンディ版)』(著者:加藤庸二)が2月20日に日本文芸社より発売された。
極東の海洋に屹立する日本は、全て「島」で成り立っている。有人・無人をひっくるめると、その数なんと1万4,455。北海道・本州・四国・九州・沖縄の本土を除いた有人島は今現在、四百二十有余と言われている。その全ての有人島を踏破した、島のスペシャリスト・第一人者が、本書の著者・加藤庸二。
加藤曰く、全ての島ひとつひとつに独得な個性があるという。その島が置かれた地勢、地形、風土がもたらしたものであったり、本土や他島との位置関係や潮流によって、入植の歴史がそれぞれにあり、積み重ねられた慣習が独自の文化を形づくっている。そして、その島で暮らし続けている島人の方たちも「島の風情」をまとっているのだという。
本書は40年以上の島旅を重ねてきた加藤が、最新の島情報を取り入れながら渾身の書き下ろし記事をまとめた書籍。渡来文化の伝播に重要な役割を果たした北進する海流、黒潮と対馬海流に添うように、与那国島を起点に南西から北東へ向けて並べ、都道府県にとらわれず海域ごとに章立て。
持ち歩きしやすいハンディな判型でコンパクトな点も魅力。日本の景色が詰まった濃厚な一冊だ。
■書誌情報
書名:『島図鑑 歴史と文化でたどる日本の有人島: (ハンディ版)』
著者:加藤庸二
出版年月日:2025/02/20
ISBN:9784537222715
判型・ページ数:B6・352ページ
定価:2,530円(税込)