ニッポン放送アナ・吉田尚記、狩猟民の生活に激ハマり? 大学教授・奥野克巳との共著が2月25日発売
ニッポン放送アナウンサー・吉田尚記と、立教大学教授で人類学者・奥野克巳の共著『何も持ってないのに、なんで幸せなんですか?──人類学が教えてくれる自由でラクな生き方』(亜紀書房)が、2月25日に発売。本書の表紙と一部内容が解禁された。
【画像】『何も持ってないのに、なんで幸せなんですか?』中身を先読み
この地上には、「ありがとう」も「ごめんなさい」も言わず、日がな一日ダラダラ・ゴロゴロして、下ネタを話しては幸せそうに暮らしている人がいる。
ボルネオ島の狩猟民「プナン」を長年フィールドワークする人類学者・奥野克巳が、ニッポン放送アナウンサー・吉田尚記を誘って、かの地を訪れたのをきっかけに本書の企画が始動。
「お金もモノもないけれど、心を病む人もおらず、みんな幸せそう」なプナンの社会は「あらゆる面で恵まれているはずなのに、心を病み、幸せを実感できない」日本社会とは正反対。この鮮烈な違いに直面した2人は「プナンの生き方を知ることで、日本人がもっと自由でラクに生きられる知恵を得ることができるのではないか」と、彼らの世界観を探究する。
本書では、奥野と吉田の対談形式を基調とし、「そもそも『幸せ』という概念がないけれど、幸せそうに暮らすプナン」をより深く知るべく、医学博士・石川善樹、アダルトビデオ監督・二村ヒトシ、マルチタレント・佐伯ポインティの3名のゲストが登場。
装丁のイラストを手掛けたのは『伝染るんです。』で知られる漫画家・吉田戦車。本文内部にも吉田のイラストが複数掲載される。奥野&吉田との化学反応も読みどころの一つだ。
また本書は、プナンでのフィールドワークを詳細に紹介しながら「人類学とはどのような学問なのか」が明らかになる点も特徴の一つ。固定観念を切り崩す学問として近年注目を集める人類学ではあるが、調査現場のリアルを知る機会は多くない。どのようにして知見を積み上げていくのか、「人類学の営み」そのものに触れる本としても格好の一冊となっている。
書籍情報
『何も持ってないのに、なんで幸せなんですか?──人類学が教えてくれる自由でラクな生き方』
著者:奥野 克巳、吉田 尚記
価格:1,980円(税込)
発売日:2025年2月25日
判型:四六判
製本:並製
頁数:248頁+口絵4頁
ISBN:978-4-7505-1866-4