日本サッカーは漫画で変わる? W杯優勝への方程式は『キャプテン翼』×『アオアシ』×『ブルーロック』だ
日本サッカーに必要な最後のピース、圧倒的なストライカー
日本中から集められた選りすぐりのストライカー300名が生き残りをかけて戦うデスバトルサッカー漫画『ブルーロック』(原作:金城宗幸/漫画:ノ村優介)。本作品こそ、今の日本代表に最も必要なピースを揃える答えと言える。
自分を律しチームの為に尽くすプレー、規律を重んじるサッカーは日本人の特徴であり長所でもあると長年信じられてきた。しかしながら、2024年現在に至るまで欧州5大リーグで得点王争いを演じるような日本人ストライカーは誕生していない。これは何故だろうか?
時に規律をぶち壊してでも己のエゴを爆発させゴールを奪うエゴイストこそ、日本サッカー界に今最も必要とされているのではないだろうか。どれだけ美しく調和の取れたプレーを披露しても、ゴールが奪えなければ試合には勝てない。『ブルーロック』では己が生き残る為にゴールという「存在証明」を常に求められ続ける。あとひと匙のスパイスを日本代表に注ぎ込める、そんなエゴ全開のストライカーの登場を期待したい。
W杯優勝を目標に掲げているサッカー日本代表にとって当然高い目標ではあるが、朧げではあるもののその可能性を感じさせてくれるだけの期待感が今の代表にはある。本記事で紹介した各作品の影響を受けた未来の代表プレーヤーがその景色をより鮮明にしてくれる未来も、あながちない話ではないだろう。