【重版情報】「妖怪を名づける: 鬼魅の名は」がヒット 妖怪増加の原因は「俳諧」だった?

 2024年8月に吉川弘文館より刊行された『妖怪を名づける: 鬼魅の名は』。この度、重版が決定した。

 アニメやゲームにも登場することから老若男女問わず日本人の多くにとって馴染み深い「妖怪」。中世まではごく限られた種類にとどまっていたのにもかかわらず、江戸時代に急激に増加したのはなぜか。本書は、妖怪が爆発的に増加した要因が江戸時代の「俳諧」と関係しているという仮説を唱え、その過程を推理するユニークな切り口の歴史書である。 

 著者は、兵庫県立歴史博物館の学芸員・香川雅信。日本民俗学を専門とする著者は、日本で初めて妖怪に関する論文で博士号を取得した「妖怪博士」の異名をとる人物だ。大ヒットアニメ映画を想起させるサブタイトルも話題となっている。

書籍情報

『妖怪を名づける: 鬼魅の名は』
著者:香川 雅信
価格:1,980円
発売日:2024年8月21日
出版社:吉川弘文館

関連記事