【2024.9.17 週間漫画ランキング】アニメも好調『転スラ』最新刊が貫禄の初登場1位 『入間くん』関連作品も強し
異世界ファンタジーの人気作『転生したらスライムだった件』27巻(講談社)が、日販調べによる9月17日付の週間漫画ランキングで1位を獲得した。
原作小説やスピンオフ作品を含めたシリーズ累計発行部数は4500万部を超え、異世界転生系コミカライズ作品の金字塔と言える成功を収めている。2024年4月から放送中のアニメ3期も大好評だが、2クール放送のため残すところあと僅かとなった。アニメ終了後は続きが気になって、原作を求めて書店に足を運ぶ人が増えそうだ。なおコミカライズ版とアニメ版は進行状況が近く、先の展開を知りたい人は小説版をチェックしよう。
1.転生したらスライムだった件(27)/川上泰樹・伏瀬ほか/講談社
2.SPY×FAMILY(14)/遠藤達哉/集英社
3.HUNTER×HUNTER(38)/冨樫義博/集英社
4.黄泉のツガイ(8)/荒川弘/スクウェア・エニックス
5.デキる猫は今日も憂鬱(10)/山田ヒツジ/講談社
6.魔入りました!入間くん(39)/西修/秋田書店
7.夏目友人帳(31)/緑川ゆき/白泉社
8.ルリドラゴン(2)/眞藤雅興/集英社
9.魔入りました!入間くん if Episode of 魔フィア(3)/hiro者・西修/秋田書店
10.異世界のんびり農家(13)/内藤騎之介・剣康之ほか/KADOKAWA
続く2位には先週に引き続き、遠藤達哉による『SPY×FAMILY』14巻(集英社)。累計発行部数は3600万部を突破し、掲載されている漫画配信アプリ「ジャンプ+」では総合ランキングで1位常連という大人気作品だ。大ブレイクしたテレビアニメだけでなく、直近では 『ぷよぷよ!!クエスト』や『かまいたちの夜』などゲーム作品とのコラボも発表され、幅広いメディアミックスからも人気ぶりが伺える。9月21日からの3連休で、本作をまとめ読みしてみるのもいいだろう。
続く3位には、約2年ぶりの新刊でSNS上を騒がした、冨樫義博による『HUNTER×HUNTER』38巻(集英社)が先週に続きランクイン。本巻では膨大なセリフ量が書き込まれており、通販サイトAmazonには「読むのに3時間かかりました」や「『DEATHNOTE』に比べたらまだまだ」といった声も。そんな本巻では、作中屈指の人気を誇る「幻影旅団」の過去について描かれている。旅団設立の原因となった悲しい事件は、涙なしには読み進められない。
4位は初登場、荒川弘による『黄泉のツガイ』8巻(スクウェア・エニックス)。同作の公式Xでは、8巻発売を記念して、特製ブランケットの抽選プレゼント企画を開催している。アサやヨルに加え、ツガイたちが描かれたブランケットは是非ともゲットしたいアイテムだ。
5位も初登場、山田ヒツジによる『デキる猫は今日も憂鬱』10巻(講談社)。拾ってきた子猫が人ほどの大きさまでに成長し、完璧な家事をこなす日常を描いている。私生活がだらしないキャリアウーマンの飼い主を支える、黒猫の献身っぷりには思わず表情も柔らかくなることだろう。
6位には、先週8位から2ランクアップした、西修による『魔入りました!入間くん』39巻(秋田書店)がランクイン。本作初のイベント「DEVIL’S PARTY」が、11月17日に東京で開催されることが発表された。作者の西氏やアニメ声優陣らが出演する本イベントを要チェックだ。
9位には『魔入りました!入間くん』のスピンオフ、hiro者・西修による『魔入りました!入間くん if Episode of 魔フィア』3巻(秋田書店)。本巻では、本編の生徒会長アメリが入間の幼馴染として登場する。マフィアの若頭となった入間に、アメリはどんな反応を見せたのか、気になって仕方がない。
10位は、内藤騎之介・剣康之らによる『異世界のんびり農家』13巻(KADOKAWA)。本巻では、夏から冬へ季節が巡っていく、ゆったりとしたストーリーが描かれている。水着姿のスアルリウとスアルコウの表紙が目標だ。
※参考:日販「週間ベストセラー」https://www.nippan.co.jp/ranking/weekly/