『ONE PIECE』懐かしキャラが続々再登場するエッグヘッド編  初期に活躍した“あの人”は今どうなってる?

※本稿は『ONE PIECE』最新話までの内容を含みます。ネタバレにご注意ください。

 アーロン一味の幹部だったはっちゃんやドラム王国の元国王・ワポルなど、『ONE PIECE』では懐かしのキャラクターが時間を置いて再登場する展開がよく描かれる。現在『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載されている「エッグヘッド編」は、まさにそんな展開のオンパレードとなっており、意外な人物たちの動向が話題を呼んでいるようだ。

  話の流れとしては、天才科学者のDr.ベガパンクが未来島エッグヘッドから全世界に向けて動画を発信し、“世界の真実”を伝えようとしているところ。そこで各地にいる人々がベガパンクの言葉に反応する姿が描かれている。

  シロップ村にいるカヤやピーマンたち、オレンジの町の町長・ブードルと犬のシュシュ、ココヤシ村のノジコ、シモツキ村にいるゾロの師匠・コウシロウなど、「東の海(イーストブルー)編」辺りのキャラクターが総出演している状態だ。

  また意外な人物の再登場も多く、第1115話ではリトルガーデンでルフィたちと戦ったミス・ゴールデンウィークことマリアンヌが登場。顔はハッキリ描かれていないが、その隣には「キロキロの実」の能力者であるミス・バレンタインことミキータと、「モグモグの実」の能力者であるミス・メリークリスマスことドロフィーの姿もあった。

  ちなみにこの3人の動向については扉絵連載「ミスG・Wの作戦名“ミーツバロック”」などで明かされており、現在は海賊稼業から足を洗い、元「バロックワークス」メンバーと共に「NEWスパイダーズカフェ」で働いているという。

  さらに同エピソードでは、「フォクシー海賊団」のメンバーと、“偽ルフィ”としてお馴染みのデマロ・ブラックの現状も。「フォクシー海賊団」は「麦わらの一味」とお互いの船員を奪い合うデービーバックファイトを繰り広げた敵だが、現在は没落しきったようで、海賊旗のないボロ船にフォクシー、ポルチェ、ハンバーグの3人だけが乗っているところが描かれていた。またデマロ・ブラックは監獄に収監されており、ユースタス・キッドに扮して周囲から「キッド船長」と呼ばれている姿が描写されている。

  マニアックなところでいうと、モックタウンの酒場らしき場所で処刑人ロシオが描かれていたことも注目を浴びた。ロシオはベラミーと賭博を行い、イカサマの濡れ衣をかけられて刺されたり撃たれたりした不遇の人物。死亡説もあったものの、無事に生き延びていたようだ。

  また第1116話では、ルルシア王国に住んでいたミルク売りの少女・モーダと海軍G-2支部のコーミル中将が隣り合ったコマに登場。モーダは海賊の桃ひげに襲われたり、ベロ・ベティに救われた後に革命軍に入隊したりと、数奇な運命を送っているキャラクターなのだが、ベガパンクの動画によってルルシア王国滅亡の真実を知り、涙を流していた。

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