「中世修道院の庭から」千年の時を経て遠い過去から現代に再現された庭を紐解く
書籍『中世修道院の庭から 歴史、造園、栽培された植物』(グラフィック社)が、2024年7月に発売される。空腹を満たし、うるわしい静謐に誘い、病を癒す――いのちを養う庭づくりの原点がここに。
フランスを中心に中世初期の修道院の成立から、修道院全盛時代に至る歴史、そしてその庭園について、やわらかく語りかけるような筆致と、美しい彩色写本や博物画とともに解説。菜園、果樹園、薬草園の庭づくりの組織や、庭師などの人員、四季の作業など、庭にまつわる多彩な文化史的トピックを取り上げ、現代に通じる庭づくりの奥深い魅力をたどります。また後半では、修道院で育てられた野菜や果物25種の栽培法など紹介。空腹を満たし、静謐な内省に誘い、病人をいやす中世修道院の庭――庭づくりが何のためにあるのか、その原点を探ってみよう。
書籍情報
書名:中世修道院の庭から 歴史、造園、栽培された植物
著者:ミシェル・ボーヴェ
監修:深町貴子
発売日:2024年7月
仕様:B5変形 並製 総144頁
定価:2,750円(10%税込)
ISBN:978-4-7661-3902-0
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