ガンニバル、サマータイムレンダ、屍鬼……『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』で話題沸騰、“因習村”を舞台にした名作たち
ホラー小説の金字塔的作品『屍鬼』
小野不由美のホラー小説『屍鬼』は因習村を舞台にしたホラー小説の金字塔的作品で、漫画化・アニメ化もされている。
作品の舞台は周りから隔絶されたような地で、いまだに土葬の習慣が残る「外場村」。同作では「屍鬼」という死亡後に蘇生した人間が登場し、屍鬼は人間の血を基本的な食料としている。SFホラーと因習村が混ざったような作品で、原作と漫画では作者の意向により展開が違うため、それぞれ読み比べてみるのも面白いだろう。
因習村を舞台とした作品は独特な不気味さと恐怖感が魅力だ。今回紹介した作品はそれぞれ因習村を舞台にしつつも、まったく異なる設定で違った魅力を生み出している。現代ではなかなか味わうことのできない世界を楽しんでみてはいかがだろうか。