『シティーハンター』隠し部屋にトラップ、脱出ルートまで確保? 「冴羽獠の家」がすごかった

まるで忍者屋敷な獠の部屋とバスルーム 隠し扉やトラップも

 世界中の殺し屋たちからその存在を狙われる冴羽 獠。あらゆる危険から自分達と依頼人を守れるため、冴羽商事のマンションには様々な工夫やトラップが施されている。

 例えば、マンションの立地だ。野上冴子の妹で探偵の麗香から、警察と暴力団の癒着を暴いてほしいと依頼を受けたエピソードでは、射撃のオリンピック金メダリストで1kmもの距離からターゲットを狙える深町警部と対決。その際冴羽は、スナイパーたちからライフルで遠方射撃されないよう、死角が少なく狙撃場所が特定できるマンションを選んで住んでいることを明かしている。さらに、「海坊主からの依頼の巻」では、冴羽の寝室にあるソファーの下に隠し扉があり、そこが抜け穴となっていることも判明。この際、海坊主は冴羽に「抜け穴はすべて塞いである」とメッセージを送っており、他にも複数の脱出口があることが分かる。

 原作ではこの他にも、美女の依頼人を守るため、冴羽の部屋から客間まで広範囲に様々なトラップが仕掛けられていたり、寝室の窓を開けて外へ出ようとするとまるで刑務所のような鉄格子が登場したりする。さらには冴羽がバスルームを覗こうとすると鉄球などが登場し風呂場ごと大破するといった過激なトラップも。こうした驚きの構造と様々な仕掛けも本作の魅力の一つ。Netflix版で、冴羽たちのマンションや、ユニークなトラップの数々がどう再現されているかもぜひチェックしてほしい。

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