【2024.4.2 週間漫画ランキング】『薬屋のひとりごと』シリーズ大躍進! 『SPY×FAMILY』『ONEPIECE』は4週連続ランクイン

 別れの3月を経て、出会いの4月に移り変わった2024。新生活に胸を躍らせながらも、どこか不安を感じている人も多いだろう。そんな時でもこれまでと変わらず、我々を癒し楽しませてくれる数々の漫画作品には感謝が尽きない。

 最近はコミカライズ作品の活躍が目覚ましい。『転生したらスライムだった件』などを筆頭に、数多くの人気ライトノベルが漫画&アニメ化し、社会現象となるほどだ。そんな中、日販調べのコミック週間ランキングにて、日向夏/ねこクラゲによる『薬屋のひとりごと』13巻(スクウェア・エニックス)が1位を獲得した。

1.薬屋のひとりごと(13)/日向夏・ねこクラゲほか/スクウェア・エニックス
2.薬屋のひとりごと(13) 特装版 小冊子付き/日向夏・ねこクラゲほか/スクウェア・エニックス
3.SPY×FAMILY(13)/遠藤達哉/集英社
4.アオアシ(35)/小林有吾/小学館
5.ブルーロック(28)/金城宗幸・ノ村優介/講談社
6.ONE PIECE(108)/尾田栄一郎/集英社
7.終末のワルキューレ(21)/アジチカ・梅村真也ほか/コアミックス
8.ゴブリンスレイヤー(15)/蝸牛くも・黒瀬浩介ほか/スクウェア・エニックス
9.薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~(18)/日向夏・倉田三ノ路ほか/小学館
10.異世界おじさん(11)/殆ど死んでいる/KADOKAWA

 先月本作の発行部数が1,600万部を突破し、シリーズの累計発行部数は3,300万部と飛ぶ鳥を落とす勢いで人気が急上昇中だ。3月24日には、2025年にアニメ2期の放送決定が発表され、約5分のPV動画は公開から10日で75万回再生を超え。約700件のコメントが寄せられているなど数字に人気が如実に表れている。

 さらに、イラストギャラリーに加え、メインキャラクターたちのラフ絵、原稿ネームやあとがきが収録された特装版が2位に。倉田三ノ路作画の『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳』18巻(小学館)も先週に引き続き9位にランクインし、ランキングを席巻した。

 4位には小林有吾による『アオアシ』35巻(小学館)。今年1月に累計発行部数が2,000万部を突破し、『ブルーロック』と並んでサッカー漫画を盛り上げている二台巨頭の一つと言っても過言ではない。

 本巻ではついにバルセロナユースとの決戦が開始。これまでとは一線を画す緊張感の中、お互いにポゼッションサッカーを選択し互角の戦いを繰り広げる。果たして主導権を握るのはどちらか、躍動感ある描写にページをめくる手が止まらないことだろう。

 6位は尾田栄一郎による『ONE PIECE』108巻(集英社)。4週連続でランキングに名を連ねた本巻は、3月の月間コミックランキングで1位を獲得した。現在、構想のため3週間の休載が発表され、毎週の楽しみがお預けとなった読者も多いだろう。とはいえ、未だ多く張り巡らされた伏線や今後の展望に胸が高鳴る。

 8位には『ゴブリンスレイヤー』15巻(スクウェア・エニックス)がランクイン。エルフの里に向かったゴブリンスレイヤー一党は、ゴブリンの襲撃を受けるも一蹴する。里に着くと巨獣が暴れていて、その背にはゴブリンの姿が。ゴブリンスレイヤーの冷徹無慈悲なゴブリン退治はこれからもファンが増えていくことだろう。

 10位は先週から大きく順位を上げた、殆ど死んでるによる『異世界おじさん』11巻(KADOKAWA)がランクイン。作中で人気の高いアリシアが約4巻ぶりに登場したこともあり、ファンは大興奮の様子だ。3月に累計発行部数が400万部を突破しており、さらなる盛り上がりに期待がかかる。

※参考:日販「週間ベストセラー」https://www.nippan.co.jp/ranking/weekly/

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