【2024.03.19 週間漫画ランキング】劇場版公開迫る『ブルーロック』最新刊が急浮上! 『ゆるキャン△』の新展開にも注目を
実在しているらしいが、見たことも感じたこともない職業の「スパイ」。自分の正体を知られることなく、何食わぬ顔で機密情報を盗み、様々な手法で自らの組織が好転していくように工作していく。
組織間での争いが描かれる作品では必ずと言っていいほどスパイが登場し、物語をひっくり返すほどの裏切りを登場キャラと読者に与えてくる。そんなスパイを題材にし、超人的な怪力や超能力といったファンタジーを織り交ぜ、漫画界を席巻している遠藤達哉の『SPY×FAMILY』13巻(集英社)が、日販調べの週間コミックランキングで1位にランクインした。
1.SPY×FAMILY(13)/遠藤達哉/集英社
2.ONE PIECE(108)/尾田栄一郎/集英社
3.ブルーロック(28)/金城宗幸・ノ村優介/講談社
4.ゆるキャン△(16)/あfろ/芳文社
5.ワンパンマン(30)/ONE/集英社
6.変な家(3)/雨穴・綾野暁/一迅社
7.デキる猫は今日も憂鬱(9)/山田ヒツジ/講談社
8.七つ屋志のぶの宝石匣(21)/二ノ宮知子/講談社
9.キングダム(71)/原泰久/集英社
10.アオのハコ(14)/三浦糀/KADOKAWA
当国の諜報員を相手取り、白熱した展開が続いている黄昏とヨルに加え、アーニャは「ナカヨシ作戦」を成功させるため、ダミアンからお菓子を受け取ろうと奮闘する。SNSには「ダミアニャ」というハッシュタグが作られている2人の行く末をぜひ見届けてほしい。
3位には金城宗幸、ノ村優介による『ブルーロック』28巻(講談社)。本作初の映画作品『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』の公開(4月19日)までひと月を切り、注目度が上がり続けている。
その熱を表すかのように、3ヶ月前に公開された予告動画は53万回再生なのに対し、今月10日に公開された本予告動画はわずか10日で75万回再生を突破。イタリアとの激闘から勝利を掴み取ったドイツは、一級エゴイストが率いるフランスとの最終戦に臨む。映画だけでなく、原作本巻も要チェックだ。
こちらも4月からのアニメ3期放送に向け注目度が増している、あfろによる『ゆるキャン△』16巻(芳文社)が4位に。2022年には映画化もされ、女子高生が本格的なキャンプに挑戦する様子が描かれた本作は、作中に登場するキャンプ場を巡って聖地巡礼されるほど愛されている。
主人公が生活している山梨県を中心にこれまで描かれてきたが、本巻では新幹線に乗って軽井沢へ。これを機に全国各地のキャンプ場が描かれていくのではと、期待に胸を膨らませるファンが続出している。キャンプに興味がある人は一度手にとってみてはいかがだろうか。
6位は雨穴、綾野暁による『変な家』3巻(一迅社)が。家の間取りを不思議に思いミステリー好きに相談しに行ったことから始まったこの物語は、ついに3つ目の家へとたどり着く。次巻に向けてさらなる謎を帯びていく本巻は、よりホラー味を増しながらクライマックスへと近づいていく。
続く7位には先週から大きく順位をあげた、山田ヒツジによる『デキる猫は今日も憂鬱』9巻(講談社)がランクイン。昨年のTVアニメ化から人気が急上昇し、発行部数は累計160万部を突破。人ほどの大きさに成長した黒猫・諭吉がプロ顔負けの家事で、ズボラなOL・サクを支えていくほのぼのとした日常マンガは一度読むと病みつきになるだろう。
※参考:日販「週間ベストセラー」https://www.nippan.co.jp/ranking/weekly/