『ONE PIECE』黒ひげ、“最強の海賊”ロックスの息子? 五老星が口にした「血筋」の秘密

黒ひげはロックス本人という説も

  黒ひげがロックスの息子という特別な血筋であるとすれば、凶悪な海賊たちが仲間になり、従順に従っていることにも説明が付くだろう。第1107話ではカリブーが憧れを口にしていた「あのお方」が黒ひげであることも明かされており、ますますその可能性が濃厚となっている。

  他方で、黒ひげとロックスの関係については、親子ではなく“本人”だという説もある。かつて黒ひげは、エースに「人の倍の人生を歩んでる」と指摘されていた。これは黒ひげが不眠であることを指したセリフとも取れるが、もしかするとロックスの人格が黒ひげのなかで生きていることを示唆していたのかもしれない……というわけだ。

  そもそも黒ひげは身体の構造が異形だとされており、「黒ひげ海賊団」の旗に3つのドクロが描かれていることから、3つの頭をもつ「ケルベロス」に近い存在とも考察されていた。すなわち黒ひげの身体に3つの人格が宿っており、そのうちの1つがロックスだ……という風に考えられるのだ。もし黒ひげがロックス本人だとすれば、「サーベルオブジーベック号」の命名や「ハチノス」を拠点としていることなども納得がいくだろう。

  ただしその場合、サターン聖による「血筋」発言には謎が生まれてしまうため、やはり2人の関係は親子もしくは親族と想定して考察するべきなのかもしれない。

  新たな情報が出てきたものの、黒ひげの正体についてはまだまだ謎が多い。全貌が明かされるのは、どのタイミングになるのだろうか。

関連記事