【2024.01.23 週間コミックランキング】『呪術廻戦』最新刊がトップを快走! 「マンガ大賞2024」二次ノミネートの作品も急上昇

 日販調べのコミック週間ベストセラーランキング(1月23日付)によると、芥見下々『呪術廻戦』(集英社)の最新25巻が3週連続で1位をキープ。昨年12月、25巻で累計発行部数が9000万部を突破すると発表されており、大台に向けてカウントダウンが始まった。1億部達成されれば、「週刊少年ジャンプ」の掲載作品としては『鬼滅の刃』以来となる快挙だ。

1. 呪術廻戦(25)/芥見下々/集英社
2.転生したらスライムだった件(25)/川上泰樹・伏瀬ほか/講談社
3.黄泉のツガイ(6)/荒川弘/スクウェア・エニックス
4.ハクメイとミコチ(12)/樫木祐人/KADOKAWA
5.黙示録の四騎士(15)/鈴木央/講談社
6.古見さんは、コミュ症です。(32)/オダトモヒト/小学館
7.転生貴族の異世界冒険録(11)/夜州・niniほか/マッグガーデン
8.アルスラーン戦記(20)/荒川弘・田中芳樹/講談社
9.フからかい上手の高木さん(20)/山本崇一朗/小学館
10.黄泉のツガイ(6)小冊子付き特装版/荒川弘/スクウェア・エニックス

 『呪術廻戦』25巻は両面宿儺と五条悟の“最強対決”が描かれる節目の一冊であり、連載でも衝撃の展開が続いているが、「あべのハルカス」や「モンスターストライク」との第二弾コラボが発表されるなど、本作は原作やアニメにとどまらない盛り上がりを見せている。果たしてどこまで1位をキープできるのか、今後もランキングに注目したい。

 2位には『呪術廻戦』を追いかけるように、先週から引き続き川上泰樹、伏瀬ほかによる『転生したらスライムだった件』25巻(講談社)がランクイン。アニメ3期の放送決定を記念して、1月30日に日本テレビにて特番放送が予定されている。さらに夏には舞台化もされることが発表されており、原作小説の10周年を祝うように様々な催しがこれからも増えていきそうだ。

 さらにこれら2作を追いかけるのが、先週の4位から一つ浮上し3位にランクインした荒川弘の『黄泉のツガイ』6巻(スクウェア・エニックス)。「今、この瞬間が面白いマンガ」を選ぶ「マンガ大賞2024」で、257作品の中から選ばれた10作品にノミネートした。8巻までの作品の中から選ばれるこの賞は、これまでもアニメ化や実写映画化にも繋がっており、これからくるマンガとしても注目されている。今回のノミネートを受けて、書店で手に取る読者が増えそうだ。先週16位だった特装版も、順位を大きく上げ10位にランクインした。

 4位には樫木祐人による『ハクメイとミコチ』12巻(KADOKAWA)がランクイン。森の奥深くに住んでいる、身長わずか9cmという小さな少女たちの日常を描いた作品で、大きく映る草木や果物が非日常を感じさせてくれる。独自の世界観とハクメイらの可愛らしさに、ページをめくるごとに疲れが浄化されていくのを感じる作品だ。

 5位は鈴木央による『黙示録の四騎士』15巻(講談社)。今期から2クール目のアニメ放送がスタートしており、3月23日に開催される『anime Japan 2024』に参加することが発表された。魔神族が住む魔界にてキャメロットとの死闘を繰り広げていたところで終わった前巻から、カヴェインとトリスタンが決死の覚悟で契約の獣に挑む。続いて、パーシバルの出生も明らかになるなど、本巻の怒涛の展開は何度も読み返したくなる。

※参考:日販「週間ベストセラー」https://www.nippan.co.jp/ranking/weekly/

関連記事