本書は学生など若い世代多くも手に取られているそうで、SNSには、「普段はあまり本を読まないけど、スルスルと読めた」などのコメントが寄せられている。「このエッセイをきっかけに“読書”の楽しさに触れてもらえるのは嬉しい。その人の“好きなもの”を1つ増やせたのだとしたら、すごく光栄なこと」と話した悠木。また「自分が演じた役の解釈について、もっと掘り下げても良かったかもしれない」と本書について振り返り、「この本がすごく大ヒットしたら“2”を出したい」と、次回作への展望を語った。

　終始ユーモアを交えながら話し、笑いが絶えなかったイベント。次から次へと飛び出すエピソードの数々は、日頃の人間観察のたまものだろう。しかも一つひとつのエピソードにしっかりオチを付けるトーク力の高さはさすが。悠木独自の視点、歯に衣着せぬ物言い。飛び出す金言の数々に、熱心に聞き入るファンの中にはメモを取る人も多数いて、さながらカリスマ講師による、人気講義のような熱気に満ちあふれたイベントになった。

■書籍情報
『悠木碧のつくりかた』
著者：悠木碧
価格：1,870円
発売日：9月21日
出版社：中央公論新社