『彼岸島』松本光司、子どもたちが自作を読んでいたことを明かす ネタバレは「絶対に教えません」
サバイバルホラー漫画の金字塔『彼岸島』シリーズの作者・松本光司氏が自身のX(旧Twitter)で、自身の子どもたちが同作を「勝手に読み始めた」ことを明かした。
吸血鬼に支配された孤島を舞台に展開する『彼岸島』シリーズは、2002年に「週刊ヤングマガジン」で連載開始。現在も『彼岸島 48日後…』として連載が続いており、ドラマ、映画、Webアニメとメディアミックスも重ねてきた人気作だ。作品の性質上、暴力的な描写も多分に含まれるため、積極的に子どもに読ませたい作品とは言い難いかもしれない。
そんななかで、ファンから「ご家族の彼岸島の評判は、どういった感じでしょうか…!」と問いかけられた松本氏は、「うちの子達は、勧めた訳ではないのですが、いつからか勝手に僕の漫画を読み始めたようです」と回答。加えて「一応、漫画内に残酷なシーンも性的なシーンもあるけど、パパはそれを大切な表現だと思っているから、読むなら覚悟はしてね。と伝えました」とした。
松本氏は2005年に男の子、2010年に女の子を授かったことを誌面等で報告している。いまは多感な時期と言えるが、ファンからは「彼岸島は友情や人間の心理等色々深いところがあるので(勿論感動もする)、きっと大好きな漫画になるのではないでしょうか」「人間の残酷さや愚かさと同時に暖かさや勇気の素晴らしさを感じるので多感な時期に読んで色々感じて欲しいです」との声があり、悪影響を懸念する人は少ないようだ。
親が人気漫画家となれば、子どもは物語の続きを聞かせてもらっているのか、というのも気になるところだが、「最近息子が『今、篤どうなってるの?出てくるの?』としきりに聞いてきます 勿論絶対に教えません」とのこと。家族とはいえネタバレは厳しく避けられ、読者と同じペースで物語を楽しんでいるようだ。