『ヒロアカ』堀越耕平氏が葉隠透のイラストを公開 キュートな透明人間の素顔にファン歓喜

 「週刊少年ジャンプ」での連載が佳境を迎えている、ヒーロー漫画『僕のヒーローアカデミア』(ヒロアカ)。作者の堀越耕平氏が9月18日、人気キャラクターの葉隠透(はがくれ·とおる)をユーモラスに描いたイラストをX(旧Twitter)で投稿し、ファンが歓声を上げている。

 イラストはジャンプコミックスの表紙のような構図で、『見えてますけど!? はがくれさん』のタイトルとともに、葉隠のキュートな表情が“薄く”描かれている。

 『ヒロアカ』はヒーロー(ヴィラン)が固有の能力「個性」を武器に戦う、キャッチーながら一筋縄ではいかない作品だ。そして、イラストの内容からもわかるように、葉隠透の個性は「透明化」。希少かつ有用な個性だが、透明化の能力をしかるべきタイミングで使用する……のではなく、常に透明であり、その素顔は長く謎に包まれていた。

 それでも葉隠が魅力的なキャラクターであり続けたのは、ネーミングからも感じられる“隠密”のイメージとギャップのある、明るい性格によるところが大きい。透明であるがゆえに、アグレッシブに自分の存在を訴える明るさがあり、表情が読み取れるような大袈裟なジェスチャーが健気に映る。

 さらにフックになる要素は多く、体が透明なだけで衣服を透明化する力はないため、ヒーローとしてのコスチュームが実質ヌードである、という尖った設定も。加えて、その“内通者向き”の能力から「裏があるかも……」という疑心暗鬼も生み出し、とにかく気になるキャラクターとして存在し続けてきた。

 気になる素顔については、公式には337話において煙の中で薄く描かれ、大きな話題に。さらに368話のトビラ絵(フルカラー)で“ヒーローコスチューム”での衝撃的な登場があり、その愛らしいビジュアルでも人気を高めてきた。2022年5月には、堀越氏がやはりX(当時はTwitter)において、コミックス34巻の販促イラストとして葉隠の姿を描いており、海外からも多くの反響が寄せられていた。

 有用な個性(能力)、フックのあるキャラクター、愛らしいビジュアル……と、人気者がおおい『ヒロアカ』のなかでも異彩を放つ葉隠透。今回のイラストにはファンからスピンオフの希望も届いているが、実現する日は来るだろうか。

※トップ画像は堀越耕平氏の公式X(@horikoshiko)より

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