金田一少年はアインシュタインと同レベル! 頭脳派キャラのIQを実在の天才たちと比較

  ひと昔前の漫画やアニメでは、頭脳派キャラクターの特徴として“高いIQ”を持っていることがよく描かれていた。本稿ではそんなキャラクターのIQを歴史上の天才たちと比べることで、いかに優れた頭脳の持ち主なのか分析してみたい。

  まず取り上げたいのは、探偵漫画の金字塔『金田一少年の事件簿』の主人公・金田一一だ。言わずと知れた伝説の名探偵・金田一耕助の孫であり、高校生にして難事件を次々と解決していく頭脳の持ち主だが、作中でそのIQは180とされていた。

 現実でいえば日本人の平均IQは100程度、難関大学の学生は120ほどと言われることが多い。また俗説の類ではあるものの、相対性理論の提唱者であるアルベルト・アインシュタインや、数々の発明や名画を残したルネサンスの天才、レオナルド・ダ・ヴィンチなどもIQ180程度と言われているため、金田一がいかに常人離れした設定か分かるだろう。

 ただし、金田一は普段その頭脳をあまり発揮しておらず、学校のテストでは校内でも最低レベル。そのため、IQの高さを知っているのはごく一部の人間しかいないというなんとも残念な設定だった。

  次に、アニメ『機動戦士ガンダム』から、ジオン公国の総帥ギレン・ザビを挙げてみよう。強い選民思想を持つ危険人物ではあるものの、彼のIQは240と公称されており、その知略を尽くした行動でジオンの独立を推進した。

 IQ240とは、現実にはほとんど見られない数値だ。最も高いIQのギネス記録に輝いたマリリン・ボス・サバントは228、国際数学オリンピックの最年少金メダリストとしても知られる天才数学者、テレンス・タオは230とされているが、そんな天才たちをも上回っている。

 なお小説版の『機動戦士ガンダム』では、「神が存在していたのならギレン・ザビを最も高く評価しただろう」という旨の文章が記されていた。

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