【推しの子】結局のところ最も“推されている”のは誰? 「輝け!推しデミー賞」から人気キャラクターを分析
「推しデミー賞」は作中で描かれたシーンにフォーカスされたものであり、本作を象徴する星野アイはほぼ除外された感があるが、「アイドル部門」で第四話「笑顔の作り方」の一コマが入賞しているのがさすがだ。登場機会こそ限定的だが、『【推しの子】』と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、W逆ピースにペロッと舌を出した、印象的すぎる星野アイの姿だろう。アニメ第1話の衝撃もあり、連載を追いかけているファンもアイの魅力をリマインドしたに違いない。「1番人気」と言われても納得のキャラクターだ。
異論反論多いにありそうだが、単行本第11巻刊行時点での印象として、ファン人気は「有馬かな&黒川あかね」で有馬かな、「アクア&ルビー」ではアクアがやや優勢に見え、これに特別枠の星野アイを加えた3人が“最も推されているキャラ”候補に思える。それぞれのキャラクターにそれぞれの魅力があり、推す人もそれぞれ……ではあるが、『【推しの子】』はアイドル・俳優・タレントという人気商売のシビアな側面を描いた作品でもあるだけに、公式のファン投票でリアルな結果も見てみたいところだ。