世界で販売されている自動車、3620車種紹介! 俯瞰して楽しめる「クルマの百科事典」が面白い

 
 世界中の自動車はどれも面白いものばかり。さまざまな自動車を俯瞰で見たいという欲望に駆られることもあるのではないだろうか。そんな悩みを解決してくれる『世界の自動車オールアルバム2023年』が三栄から発売された。 

 日本のみならず、世界で販売されている自動車をすべて網羅した「クルマの百科事典」。それが本誌のコンセプトだという。

 収録車種の総数はなんと3620! トヨタ や ホンダ 、 日産 といった日本メーカー、 メルセデス・ベンツ や BMW 、 ジープ といった海外メーカー、 フェラーリ や ランボルギーニ といった スーパーカー メーカーなどが展開する日本でもお馴染みの車種はもちろんだが、それ以外の少量生産モデル、海外専用車種、そして日本未導入ブランドの車種も余すところなく収録。そして、すべての車種を解説とスペック付きで紹介している。「世界中のすべてのクルマがここにある」。クルマ好きならぜひ手元に置いておきたい一冊だ。

 2023-24年に登場する注目のニューモデルたちに注目。サプライチェーンや半導体に関する不安は残るもののコロナ禍から日常を取り戻しつつある中、自動車販売についても見通しは回復基調にある。そんな状況下にある2023年から24年初旬にかけ、これから日本で登場が見込まれる新型車についてリサーチした。

 二酸化炭素排出量低減のため、いち早く電動化を達成する。そんな大命題を達成するのは単独では不可能で、世界中で自動車メーカーが合従連衡を繰り広げている今日この頃。その最新の状況をわかりやすく解説する。

 「世界の自動車オールアルバム」の車種紹介ページは、グローバルな主要メーカーを擁する11カ国をアルファベット順に並べています。そのため、最初に登場する自動車メーカーはチェコのシュコダ。電動化にも積極的に取り組む、東欧を代表する自動車メーカーのモデルをじっくりとご覧ください。

 また、フィアットの車種紹介ページ冒頭では各ブランドのヒストリーを簡潔に紹介しており、こちらも必読。フィアットの頭文字は「Fabbrica Italiana Automobili Torino(トリノ自動車製造会社)」の略…なんて豆情報も知ることができる。

 こちらはスズキの車種紹介ページ。フロンクスやグランドビターラといった日本では販売されていない海外専用モデルも網羅。例えば、「2022年にブレッツァが初のフルモデルチェンジを実施」というマニアックな情報までしっかり網羅している。

 本誌の巻末では、33ページにわたって世界各地のエキゾチック・ブランドを一挙紹介している。アラブ首長国連邦やイラン、スロベニアにスロバキアなどなど、さまざまな国で活動する自動車メーカーが手がけたローカル色豊かなモデルは必見だ。

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