【漫画】愛する相手が不老不死だったとき、思いを伝える最適解は? SNS漫画『八重桜の君へ』が描く純愛

 自分が先に旅立つことが決まっていて、その後、孤独を抱えて生きていく「不老不死」の存在を愛してしまったとしたら、いったい何ができるだろうか。3月下旬にTwitter上で公開されたオリジナル漫画『八重桜の君へ』は、想像を超えた愛の形に感動させられる作品だ。

 桜の木の上でしか生きられない不老不死の“花の精”。その美しさに心奪われた少年・悠詩は花の精のもとに通い続ける。悠詩との花の精は2人だけの思い出を積み重ねていくが、大きくなった悠詩は「明日から毎日は来られません」と話す。ただ待てど暮らせど悠詩は姿を見せることなく、時間は過ぎていく。無限の時間を生き、”見える人”との別れを繰り返してきた花の精は落胆するが、悠詩が「あること」に人生を賭けていたことを知ってーー。

 作者は、小学校時代に読んだ『東京ミュウミュウ』(講談社)に衝撃を受け、今でもフリルの描き方などはかなり影響されているという卯鳥天 赤子さん(@utyouten_akako)。美麗なビジュアルと切ない物語に魅せられる本作の制作背景など、話を聞いた。(望月悠木)

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