『ONE PIECE』エースの危機を知らせた"ビブルカード" 有能すぎる「命の紙」の特徴と今後を考察

 別名「命の紙」とも呼ばれるビブルカードは、『ONE PIECE』の作中に登場する重要アイテム。特殊な紙で作られており、燃やしても水に浸しても破損しないだけでなく、破ってもその能力を発揮する優れものだ。ネット上では「ビブルカードが有能すぎる!」と話題になっている。その理由や特徴を紹介しよう。

重要な役割を担ってきたビブルカード

 『ONE PIECE』には今までエース、ルフィ、ベポ、錦えもん、バージェス、ビッグマム、レイリーと計7枚のビブルカードが登場している。麦わらの一味はレイリーのビブルカードを頼りにシャボンディ諸島に集まれており、物語の節目で重要な役割を担ってきたアイテムだ。

 そんなビブルカードが初めて登場したのは、漫画『ONE PIECE』第159話。主人公ルフィの兄であるエースは、ルフィに「そいつを持ってろ! ずっとだ」と自分のビブルカードを渡すも「なんだ紙きれじゃんか」と言われてしまう。このときはただの紙として登場したビブルカードだが、後に役割が明らかとなり、このビブルカードのおかげでルフィはエースの危機に気づくことができたのだった。

 ビブルカードの役割は、大きく分けて2つ。まず1つ目は、元の持ち主がいる位置を知らせてくれるというもの。「離れたカード同士は世界中のどこにいても引き合う」という性質があり、平らな場所にカードの切れ端を置くと大元のカードの方向へ少しずつ動き出す特徴がある。

 2つ目は、元の持ち主の生命力がリアルタイムで反映されるというもの。元の持ち主に危機が訪れるとカードの切れ端は徐々に小さくなり、回復するとまた大きく復活する。ビブルカードが燃えていることは、元の持ち主が瀕死状態であることを表している。

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