小林幸子、異世界漫画でラスボスに 次に登場する芸能人は誰になる?

 6月6日に発売される「月刊ミステリーボニータ 7月号」から、歌手の小林幸子が本当にラスボスになってしまい、異世界で無双する『異世界小林幸子~ラスボス降臨!~』の連載が開始されることがわかった。

 監修は幸子プロモーション、脚本・猪原賽、漫画・國立アルバという布陣。紅白歌合戦の衣装は伝説化しているが、小林幸子はその豪華絢爛な衣装を身にまとった姿ゆえ、しばしばラスボスとして多くのファンに親しまれている。

 漫画のストーリーは、魔王として崇められてしまった小林幸子が、勇者に滅ぼされた世界を豪華衣装と歌で再建するというエンターテインメント。連載開始を記念し、「月刊ミステリーボニータ 7月号」では一挙2話掲載するという。

 芸能人が登場する異世界ものとしては、既に『異世界ひろゆき』『ひろゆき、異世界でも論破で無双します』のように、2ちゃんねる開設者のひろゆきを主人公にした作品が次々に登場している。

 今回の小林幸子の参戦により、芸能人が登場する異世界ものが勢いづき、相次いで制作されることになるだろうか。異世界系はネタ切れで飽和状態といわれるが、こうした例をみるとまだまだ開拓の余地があるように思われる。

 例えば、YouTuberとしても有名な江頭2:50は異世界でもはちゃめちゃなことをしてくれそうで、今後漫画に登場してもおかしくないし読んでみたい。漫画やゲームをこよなく愛する中川翔子も異世界に出現したら楽しそうだ。

 小林幸子は1953年生まれの演歌歌手で、1979年に「おもいで酒」が200万枚突破の大ヒットとなり、日本レコード大賞最優秀歌唱賞をはじめ数々の音楽賞に輝いている大御所である。一方で、近年ニコニコ動画やYouTubeチャンネルの開設を行うなど、新しい文化を積極的に取り入れようという姿勢に、共感するファンも多い。

 また、2014年に行われた「コミックマーケット86」には、自身の同人サークルを結成して出展。ボーカロイドを使った「歌ってみた」アルバムを発表し、サークルには長蛇の列ができて大きな話題を集めた。小林幸子は若い世代やネットユーザーからも人気を得ており、今回の異世界ものもそうした挑戦の一環といえるだろう。

 2024年には芸能生活60周年を迎える小林幸子。これからどんな企画で我々を驚かせてくれるのだろうか。まずは6月6日、『異世界小林幸子~ラスボス降臨!~』を楽しみに待ちたい。

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