「乾物レシピ」優れたエコ食品として注目される中書籍が登場、レシピや盛り付けで一気に美味しいレパートリーが増える86品

 今2023年4月に書籍『きちんと、おいしい! 乾物レシピ 16種の乾物で、定番の煮ものからサラダまで86品』(石原洋子/著)を発売した。

 地球にも、体にも、忙しい日々のおかず作りにもやさしい、元祖・日本のエコ食材を紹介する。

【切り干し大根】
大根を切って干したもの。細く切ったものがよく使われているが、ほかに太く切ったもの、輪切りにしたものなどもある。戻し方は仕上がりによって使い分け、やわらかく仕上げたいときは水につけて、歯ごたえを生かしたいときは熱湯を回しかける。戻し汁にはうまみが出ているので、煮汁として活用。

【ひじき】
ひじきはホンダワラ科の海藻で、煮て、蒸らしてから乾燥させたもの。ひじきには枝分かれした芽の部分の”芽ひじき”と、長い茎の部分”長ひじき”があるが、この本ではやわらかい芽ひじきを主に使っている。不足しがちな食物繊維やミネラルが豊富に含まれ、煮もの以外にもサラダなど幅広く使える。 

■「はじめに」より

 乾物は、旬のおいしい時期に収穫した野菜や海産物を乾燥させたもので、とれたものを無駄にしない、常温で保存できるなど、優れた元祖・エコ食品として注目されています。
 早めに戻して準備しなくてはと思うと億劫になって乾物はなかなか手を出せない、いつも同じ料理になってしまう、どう食べたらよいのかわからないなどの声を聞きます。
 面倒と思われがちな乾物ですが、最近は、袋の表示を見ると戻し時間が意外と短かったり、さっと洗うだけでよかったり、戻し方が変わってきたなと思うこともしばしば。加工技術も進歩してきていますし、時代に合わせて使いやすくなっています。
 乾物料理といえばなんといっても和の煮ものですが、食感を残してサラダやあえものにしたり、洋風やエスニックなどの炒めものや揚げものにしたりすると、違ったおいしさに出合えます。
 エコ食品であり、栄養も豊富な乾物を日々のおかずにもっと使ってもらえたらと思います。昔からの乾物料理のよさはもちろん、各国の珍しい料理も食卓に並ぶようになった今、そこに乾物を取り入れると料理のレパートリーが広がります。まずは、使われずに残っている乾物から挑戦してみてはいかがでしょうか。この本が皆様のお役に立てる一助になればうれしいです。

石原洋子

■著者プロフィール
石原洋子(いしはらひろこ)
料理研究家。自由学園で学び、卒業後は家庭料理、中国料理、フランス料理など各分野の第一人者に学ぶ。料理家のアシスタントを務めたのち独立。自宅で開く料理教室は40年以上になり、テレビの料理番組のレギュラーを15年間勤める。基本を大切にしながらも、常に新しい味を追求し、再現性の高いレシピに定評がある。著書には『60歳から始めたい ほんとうにおいしいものだけ!石原洋子の電子レンジベストメニュー』(世界文化社)、『石原洋子の梅干し 梅酒 梅料理』(主婦と生活社)など多数。

■概要
『きちんと、おいしい! 乾物レシピ
16種の乾物で、定番の煮ものからサラダまで86品』
定価:1,650円(税込) 
発行・発売:東京書籍株式会社
https://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/81651/

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