定年退職した父親と子猫の日常が人気のTwitterアカウントが書籍化 猫好きの共感を呼ぶフォトエッセイに

 ある日Twitterに投稿された、「新聞を読むお父さんの背中にちょこんと乗った子猫」の写真――。ほほえましい“親父と猫”のその姿はまたたく間に拡散され、たびたびWebニュースやテレビ・雑誌でも取り上げられる存在に。

 仕事人間だった父と、カラスにつつかれていたところを父に救われた小さな黒猫。二人の日常を紹介する息子Turiによる人気アカウント(@turi2018)が初の書籍化、フォトエッセイに。『親父と猫 定年後に待っていた猫ライフ』(ハーパーコリンズ・ジャパン)が4月24日に刊行される。

 長年仕事一筋だった父親がついに定年退職を迎えるということで「これといった趣味もない父の生活は、いったいどうなるのだろう」と心配していた著者だったが、父親と1匹の子猫が出会ったのはその矢先のこと。 

 “るる”と名づけられて家に迎えられた真っ黒な子猫は、父親に、そして家族に、笑顔と幸せをもたらしていく。思いがけない幸せなセカンドライフを満喫し、るるの“第2の子育て”に、不器用ながら奔走。

 あたたかくて優しい、どこか古きよき“昭和”のノスタルジーを感じさせる日常が写真とともに綴られた本書は、猫好きの人にはもちろん、家族や自分の定年後を不安に思っている、そんな人にも読んでほしい一冊だ。 

「仕事一筋で無骨な親父さんが救った小さな命。黒猫るるはかけがえのない幸福を運んでくれました。人生を豊かに生きる家族の微笑ましい日常が綴られております」――藤あや子(歌手)

「るるちゃんのクリクリお目々に映る、優しく 切なく 愛しく 温かな 家族のハーモニー。ご家族の営みに癒しほぐされている一人です」――朴 璐美(声優/女優) 

書誌情報

『親父と猫 定年後に待っていた猫ライフ』
著者:Turi 2023年4月24日発売 ハーパーコリンズ・ジャパン刊
定価1400円+税 ISBN978-4-596-77158-2 四六並製・152ページ

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