『ガンダム』シリーズで「負けヒロイン」といえば?「幼馴染は不利」「女王様有利?」悲しい運命の女性たち

 2023年4月9日から『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2が放映されることでも注目を集めている『ガンダム』シリーズ。初代の『機動戦士ガンダム』が放送されてから40年以上が経った今なお、多くの作品が作られている。そんな『ガンダム』シリーズにはこれまでさまざまなヒロインが登場してきたが、当然すべてのヒロインが主人公の恋人の座を勝ち取れるわけではない。ネット上では「恋人の座をとれなかった負けヒロインといえば誰が思い浮かぶ?」と話題になっていた。

負けヒロインとして思い浮かぶのは……

 まずは『機動戦士ガンダム00(ダブルオー)』に登場するフェルト・グレイスからご紹介。ガンダムを所有する組織「ソレスタルビーイング」でオペレーターを務める彼女。はじめは別キャラに想いを寄せていたものの、シリーズが進むにつれて主人公の刹那・F・セイエイに惹かれるように。しかし最後は想いを伝えることなく身を引いたため、ネット上では「劇場版ではかなりヒロインムーブ出してたから、正ヒロインになれなくて残念」「フェルトの健気さが報われないのは悲しいよ……」という声が上がっていた。

 また『機動武闘伝Gガンダム』に登場したアレンビー・ビアズリーも負けヒロインとして名前があがる。ネオスウェーデンのガンダムファイターで主人公のドモンを恋愛対象のように感じていたが、幼馴染のレイン・ミカムラにはヒロインとして勝てなかった。

負けヒロインにも色々なパターンが!

 負けヒロインにも色々なパターンがあるが、初期の『機動戦士ガンダム』に登場したフラウ・ボゥも負けヒロインとして有名だ。公式サイトでも「アムロのガールフレンド」と表記されているが、主人公のアムロと結ばれることはなかった。『機動戦士Zガンダム』でフラウ・ボゥはホワイトベースでともに戦ったハヤトと結ばれることに。このことからネット上では「幼馴染は負けフラグって初期のころから続いているよね」といった意見があった。

 負けヒロインと呼んでいいのか微妙なパターンもある。例えば『機動戦士ガンダムSEED』に登場したフレイ・アルスター。主人公のキラが好意を寄せていた女性であり、父の死の復讐にキラの好意を利用したのがフレイである。キラとフレイはいい関係まで発展するが、キラが行方不明になったり、フレイが敵軍であるザフトに拉致されたりとさまざまな障害が。最終的には脱出艇に乗っていたところをキラの目の前で撃墜されて死亡という結果になり、ヒロインとして負けと言える状態になる前に姿を消してしまった。

 さらに同じ『機動戦士ガンダムSEED』内に登場したカガリ・ユラ・アスハも微妙なパターン。ヒロインの1人ではあるが主人公のキラと結ばれることはなく、その理由がキラとカガリが実は双子の兄弟だったから……。立場的にカガリは恋人にはなれなかったため、素直に負けヒロインと言っていいのか微妙なラインだ。今後もこのような多種多様なタイプの負けヒロインが登場していくのかもしれない。

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