「ちはやふる」末次由紀が描き下ろし、美少女が彩る国語・漢和辞典に注目

 大人気マンガ『ちはやふる』(講談社)の作者、末次 由紀がイラストを手掛けた国語辞典・漢和辞典が3月20日に刊行した。教育出版の株式会社旺文社による、『旺文社 標準国語辞典 第八版 特装版』『旺文社 標準漢和辞典 第七版 特装版』だ。

 アニメ化・実写映画化もされた人気作品の作者による完全オリジナルイラストを起用し、日常学習に彩りを添えられる特装版を刊行する。末次由紀先生がご自身の著作以外の装丁イラストを手掛けるのは、今回がはじめてだ。

■辞典本冊も特装版仕様!
辞典本冊の表紙カバーには、ケースデザインに使用したイラスト線画が1色で印刷されている。

■本企画の経緯
マンガ『ちはやふる』作中に旺文社の参考書が描かれたことをきっかけに、2011年11月からTwitter上で末次由紀先生と旺文社アカウント( https://twitter.com/obunsha_digital )の交流が始まった。その後、11年以上も交流は続き、2022年9月に旺文社から本企画を持ちかける形で、描き下ろしイラストの制作を末次由紀先生にご快諾をもらったという。

実際のイラスト制作過程は、末次由紀先生の「note」にも掲載されている。
幸せな仕事をしたので見てくれ3(国語辞典編)|末次由紀
https://note.com/yuyu2000_0908/n/ncc6a1e537f2e
幸せな仕事をしたので見てくれ3(漢和辞典編)|末次由紀
https://note.com/yuyu2000_0908/n/n463e9399ce96

■末次由紀先生コメント
カバーイラストを依頼された時、ぱあっと思い出したのは、初めて辞典を買ってもらった中1のころのことでした。書店で自分で選んだ国語辞典は特別で、マーカーでチェックしたり、気になる語句の上下左右まで読み込んだりして、言葉の蓄積の楽しさに触れていました。
書き込むことができる紙の辞典は特別です。そんな記憶が蘇ってきて、このお仕事がまたスペシャルなものになりました。
辞典をめくる時、明るい気持ちになってほしい。
新鮮な風が吹いて、言葉で表現できないものは何もないのだと思えるくらいに、無敵な気持ちで一語一語を飲み込んでいってほしい。
そんな気持ちを込めて描いたイラストです。学ぶあなたのそばでずっと応援しています。

■末次 由紀(すえつぐ ゆき)先生プロフィール
福岡県生まれ。1992年『太陽のロマンス』で第14回なかよし新人まんが賞佳作を受賞、同作品が「なかよし増刊」(講談社)に掲載されデビュー。2007年から「BE・LOVE」(講談社)で『ちはやふる』の連載を開始。2009年に同作で第2回マンガ大賞2009を受賞するとともに「このマンガがすごい!2010」(宝島社)オンナ編で第1位となる。2011年、『ちはやふる』で第35回講談社漫画賞少女部門を受賞。シリーズ累計2800万部を突破(2022年12月現在)。
2020年、自ら発起人となり競技かるたの発展等を目的として「一般社団法人ちはやふる基金」が設立された。2023年2月には「第4回 ちはやふる小倉山杯」が開催された。
https://ogurayama.chihayafund.com/

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