DJ KOO 常に楽しく生きるために僕が心がけている5つのポイント

■DJ KOO流 常に楽しく生きるポイント3 『わからないことはどんどん聞いちゃう』


 DJ KOOさんが、心や体、脳をベストの状態に保ちたいのは「ずっと音楽を全力でやっていきたい」「家族との時間を大事にしたい」という思いがあるからだ。

 「音楽に“究める”ってことはなくて、どんどん新しいものが生まれてくる。僕はDJの専門家ですが、同じDJでも例えばアニメとかゲーム音楽の分野にはそれぞれのプロのDJがいる。そういう人には相手の年齢問わずにわからないことや知りたいことはどんどん聞いちゃいます。そういう時、若者に歩み寄るとかそういうんじゃなくて、自分は自分のままでストレートに『教えて』って行くのが一番いいと思っています。全員にリスペクトをもって。『すごく面白い。それ、ちょっと教えてくれない』って。たとえ世代が違ったとしても、同じものに興味があるなら同じ目線で話しちゃえばいいと思うんです」

 好奇心は常に旺盛。DJとしてジャンルを超え、J-POP、アニメソング、ゲーム音楽、さらには盆踊りともコラボ。新たな境地を開いている。はたから見れば大御所クラスのDJ KOOさんだが、誰に対してもつねにフラット。若いころは乱暴なことを言ったり、荒っぽい言葉を使うこともあったそうだが、今は「そのしゃべりを娘に聞かせられるか?」と思い直し、誰にでも丁寧に接するようになったそうだ。

 「家族は僕にとって本当に大事なんです。家族と仲良くするコツですか? やっぱりお互いによく話をすることだと思います。大事な時だけじゃなくて普段から、別にたわいもない話をよくしてますし、僕が落ち込んだときは愚痴を聞いてもらってます。愚痴は妻と娘、二人に聞いてもらうんですよ。そうするとそれぞれ違う答えが返ってきたりして、それがすごくヒントになることがあるんです」

■DJ KOO流 常に楽しく生きるポイント4「トライアンドエラー」より「トライアンドフォロー」


 「年齢は関係ないと思っています。やりたいことがあったらいつでも挑戦できる。挑戦はトライアンドエラーとよく言いますが、僕はトライアンドフォローの方がいいなと思っていて。挑戦して失敗を繰り返すのは当たり前のことですが、失敗って言葉が入っているとやっぱりちょっと怖いですよね。でも挑戦して、『こうしたほうがよかったな』と思うことがあったらそこをフォローしていくっていう、トライアンドフォローの方がポジティブになれるでしょ。うまくいかないこともあるけれど、そういう時は無理なく続けられる、自分に合ったやり方に立ち返ればいいんです」

 人は何かに失敗すると、つい何かに原因を求めてその失敗と結びつけたり、自分はこういうことに向いてないという風な考えになりがちだが、DJ KOOさんのアドバイスは「一つの失敗は一つの失敗として検証してフォローする」だ。

 「自分はこれはダメなんだみたいなネガティブレッテルを増やしていきがちですが、そんな必要はまったくないんですよ。ひとつの失敗は、ネガティブレッテルを貼らずにもっとこうしたらよかったなということを考えれば十分。できなかったことを苦手と思わずにそ次のトライにつなげて、次に失敗してもフォローをしていけばいいんです」

■DJ KOO流 常に楽しく生きるポイント5 『自分で考え行動すること』


 人生を楽しむコツは自分で考えて自分で行動をし自分で見つけること。誰もが心に持っている「怖い」や「苦手」という気持ちや意識を克服するコツを「僕はこうやってるよ!」とわかりやすく話しかけてくれる。それがまさに「DJ KOO流 心・体・脳の整え方」の実践なのだ。

DJ KOO(ディージェイ・コー)
1961年8月8日生まれ、東京都出身。 トータルCDセールスが2100万枚を超え、今なお多くの人に愛され続けて い るダンス&ボーカルグループT R F の D J、リーダー。 ソロとしては、“触れ合う人々をエネルギッシュに!元気に!笑顔に!” を モ ッ ト ー に 、ダ ン ス ク ラ シ ッ ク 、E D M か ら 、J - P O P 、ア ニ ソ ン 、ゲ ー ム 音 楽 ま で幅 広い音 楽を D Jスタイルに てプレイし、共 感、賛 同を得て い る。 2017年から日本の文化である “お祭り”“盆踊り” とのコラボレーションを エ ン タ ー テ イ ン メ ン ト 型 ジ ャ パ ン カ ル チ ャ ー の 発 信 と し て 、国 内 外 に お い て精力的に活動を行っている。バラエティー番組にも多数出演。幅広い 層のファンを獲得している。

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