鬼頭明里の超絶画力に仰天! マルチな才能を発揮する人気声優は絵も上手い!!  

『鬼頭明里1st写真集 Love Route』(秋田書店)

 まずは、こちらのイラストをご覧いただこう。

 大ヒット漫画でアニメ化もされた『鬼滅の刃』のヒロイン・竈門禰豆子のかわいらしいイラストである。驚くのは、その作者だ。なんと、アニメで禰豆子を演じた鬼頭明里が描いているのだ。TwitterにイラストがUPされると、瞬く間に大盛り上がり。「禰豆子が描いた禰豆子!?」と大きな話題になった。

 ファンからは「プロ級」「うますぎる」と称賛が相次いだが、それもそのはず、鬼頭は子どもの頃からアニメ好きでイラストを描くのが得意だったそう。学生時代に進路を選択するときも、イラストレーターか声優で迷ったくらいだそうだ。イラストの腕前がプロ顔負けというのも納得だし、それどころか、イラストレーターとしても成功を収めていたのではないだろうか。

 最近も、近江彼方役で出演している『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』のネット番組でもキャラクターのイラストを描いている。鬼頭は仕事の合間にタブレットでイラストを描くのが好きとのことで、折に触れてそのイラストの腕前を披露している。多忙な中、イラストを描くことはいい気分転換になっているのかもしれない。

  悠木碧もイラストが上手い声優のひとりだ。主役の鹿目まどか役を演じた『魔法少女まどかマギカ』では、なんと本人が描いたイラストがアニメの本編でも採用されている。他にも、門脇麻衣、降旗愛など、絵が上手い声優は上げ始めるとキリがない。

 なぜ、現代の声優はみんな絵が上手いのだろう? その理由のひとつに、子どもの頃からアニメに親しみ、声優を目指した人が多いことが挙げられる。

 特に2000年以降は、『涼宮ハルヒの憂鬱』『けいおん!』などを筆頭に、京都アニメーションなどが制作する美麗な作画のアニメがブームを巻き起こした。それまでは大人向けだった深夜アニメに多くの人が親しむようになり、ファン層を大きく広げた。やがて、PixivなどのSNSの普及で、誰もが気軽にファンアートを発表する場が増えたことで、画力の底上げが図られたといえよう。

 こうしたアニメを子どもの頃にリアルタイムで視聴し、アニメ業界に憧れた人たちが声優となり、現代のブームを牽引している。鬼頭も京アニが制作した『けいおん!』にハマって、高校時代に軽音楽部に所属した経緯があるという。京アニの美しい作画に触れ、声優の歌声に魅了されていたのだ。10代の頃に様々な文化に触れたことで、鬼頭はイラスト、歌唱力の両方を身に着け、現在の多彩な活動に繋がっているといえるだろう。

 

 2022年3月には初の写真集『鬼頭明里1st写真集 Love Route』も出版した彼女。リアルな人生にスポットを当て、その数々のエピソードを架空の主人公となって、バーチャルに辿って行くロードムービー的内容であった。至玉のカットが満載のこちらにも注目してほしい。

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