プロ漫画家が色鉛筆で描いた『うる星やつら』ラムちゃんが美しすぎる 細かな技法も紹介する動画に注目

 各種アプリやウェブサービス、SNS等の隆盛により、漫画やイラストを発表する場が急増し、ウェブ発の人気作品も多く登場するようになった昨今。プロを目指し、ステップアップしたいと考えるクリエイターも増えていると思われるが、そんな“漫画家/イラストレーターの卵”の悩みに応え、プロの技術を伝える動画が人気を博している。

 なかでもYouTubeで15万人を超えるチャンネル登録者を抱え、信頼を獲得しているのが、元週刊少年漫画誌の連載作家・ペガサスハイド氏だ。応募者のスタイルや長所に寄り添い、的確かつ愛のあるアドバイス/添削が行われるため、クリエイターを目指していない視聴者からも人気が高い。普段は視聴者から寄せられた一見上手なイラストや漫画に対し、自身で手を入れながらポイントを解説し、“ビフォー・アフター”を見せるのが恒例だ。

 そんななか、ストレートに技術を伝える動画「【基本の基本】色鉛筆の塗り方7種類 〜うる星やつら ラムちゃん〜」が公開された。視聴者からプレゼントされたホルベインというメーカーの色鉛筆を使い、基礎的な塗り方を解説しながら、人気コミック・アニメ『うる星やつら』のヒロイン、ラムちゃんを描くという。

【基本の基本】色鉛筆の塗り方7種類 〜うる星やつら ラムちゃん〜

 詳しくは動画を視聴していただきたいところだが、ハイド氏はハッチング(強くスタートして後半に力を抜く技法)、クロスハッチング(かけあみ)、平塗り(力を入れずムラなく塗る技法)、丸塗り(円を描くようにグラデーションをつけながら塗る技法)、点描(点を打つように細かく塗る技法)、バーニッシング(白い色鉛筆を重ねて色合いを変化させる技法)など、基礎的な技法を解説。その上で、ラムちゃんの絵を仕上げていく。

 線画をマルチライナーで縁取り、色鉛筆で彩色を行っていくのだが、漫画版のラムちゃんに色気を加えたような大人なイラストが、美しく仕上がっていく様子が楽しい。最初は薄くキーカラーを塗り、そこに色を重ねていくと、デジタルイラストとはまた違った風合いのある作品に仕上がった。

 クリエイターにとって便利な機能が充実したデジタルツールが普及し、美しいイラストが多く見られるようになったが、一方で、普段から絵を描かない人にとってはその技術が伝わりづらくなっているかもしれない。そんななかで、誰もが一度は手にしたことがある色鉛筆によるイラスト制作動画は、「自分も描いてみたい」と思わせる親しみやすさがあった。外出を自粛する休日も増えていそうな昨今、新たな趣味を見つけたい人は、ぜひ動画をチェックしていただきたい。

関連記事