【ONE PIECE考察】「RED」ウタは本当にシャンクスの娘? 最新映画の注目ポイントを考察

 25周年を迎え、ついに最終章突入が発表された『ONE PIECE』。実写化やカードゲーム化など新たなプロジェクトが進行する中、一際注目を集めているのが8月6日に公開される最新映画『ONE PIECE FILM RED』だ。

 タイトルからもわかるように、本作は作中屈指のキーマンでありながら謎に満ちた赤髪のシャンクスが重要人物となる。ルフィの師でありながら世界の頂点ともパイプがある彼と、「RED」メインキャラである少女はどのような関係性なのか。随時解禁されている情報からは、すでに驚くべき事実も判明している。

 そこで本記事では現時点で判明している情報をもとに、ワンピース研究家である神木健児氏に最新映画の注目ポイントを聞いた。

「最新映画『RED』の1番の注目ポイントは、メインキャラであるウタがシャンクスの本当の娘なのかですよね。実際にシャンクスは彼女を娘と呼んでいますが、『ONE PIECE』にはチョッパーやナミ、ルフィのように血が繋がっていない家族が多く登場します。そのためシャンクスとウタも、血は繋がっていないというのが大方の予想ではないでしょうか。しかしシャンクスは、自分の腕まで捧げて常に気にしているルフィを息子とは呼ばないんですよね。そう考えるとウタとシャンクスには血の繋がり、もしくはルフィとは違ったベクトルの深い絆があるのかもしれません。そうなると2人の関係とともに、娘とまで呼ぶウタをシャンクスが手放した理由も気になります。他には、そもそもウタが良い人物なのか悪い人物なのかも重要ですよね。予告や特報では、ウタは歌姫でありヒロインとしての振る舞いをしています。そして強大なボスという感じではないため悪者という感じではないように思います。そうなるとウタが思い詰めている理由にも注目ですし、本作では未だにラスボスが明かされていません。一応謎のキャラとしてゴードンがいますが、2019年に公開された『ONE PIECE STAMPEDE』でいうダグラス・バレッドに当たるキャラがいないんです。映像ではウタの羽が黒くなる描写があります。闇落ち的な雰囲気はあるんですが、だからと言ってルフィたちがウタと死力を尽くして戦うとは思えないです。実はゴードンが強キャラなのか、本作はラスボスなしで物語が進むのか。軸となるストーリー展開にも注目ですね」

 2022年6月に公開された予告の、ある2つのシーンに驚いたと神木氏は話す。

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