ドラどん、ジャイアンシチュー、ドラえもんサラダ……『ドラえもん』に登場した料理を再現すると?
日本が世界に誇る藤子・F・不二雄先生によるSF(すこしふしぎ)漫画の金字塔『ドラえもん』。みなさんご存じのとおり、夢のあるひみつ道具やほのぼのとしたストーリーが魅力だが、あえて“料理”という軸で読みなおしてみると、あまりのユニークさから、再現したくなるものが少なくない。今回は実際、動画クリエイターたちが再現している料理を紹介しよう。
ドラ焼き食堂
22世紀に石油の代わりとなる資源となっている「ドライ・ライト」で一攫千金を企むのび太が、ドラえもんを抱き込むために「社長室の横にドラ焼き食堂を作ろう」「いつでもドラ焼きが食べられる」と「ドラ焼き食堂」の設立を提案する、というエピソードがある。
そんななかで、ドラえもんがメニューとして妄想したのが、「ドラバーガー」「ドラどん」「ドラステーキ」「ドラさしみ」「ドラカレー」などである。これはドラ焼きにカレーをかけたり、丼の具をドラ焼きにしたり、ドラ焼きをステーキにしたりと、すべてに好物のドラ焼きが使用されているという大胆な料理だ。
このドラえもん食堂のうち、ドラバーガーとドラどんは、YouTube上で「Cra's House~クラズ ハウス~チャンネル」が再現に挑戦する動画を公開している。
また、動画はないもののドラカレーとドラ丼に挑戦する様子をブログに投稿している人も。結論は「ドラ焼き単体で食べたほうが美味しい」という、納得の寸評だった。
ジャイアンシチュー
あのジャイアンが作り上げたシチュー、通称ジャイアンシチューもファンの語り草だ。本人曰く材料は「ひき肉とたくあんと塩辛とにぼしとその他いろいろ」とのこと。
さらに味噌で味を整え、ジャムとたくあんとセミの抜け殻が入っているという、『美味しんぼ』の海原雄山もビックリの常軌を逸した発想で生み出されたシチューなのだ。その味は当然「激まず」なのだが、のび太は振りかければどんなにまずい料理でも美味しくなる「味のもとのもと」を使ったため、「おいしい」と食べていた。
アニメ版では異様な紫色で、スネオが食べた瞬間に吐き出したジャイアンシチュー。同じく「Cra's House~クラズ ハウス~チャンネル」が再現に挑戦し、約7万再生されている。
ドラえもんサラダ
ドラえもん自らが漫画内で提案した「ドラえもんサラダ」。材料はスイカ1切れ、スパゲッティ7本、たまご1個、梅干し1個、そのへんに生えている草だ。
作り方はたまごを割り、殻を目に見立てると、スイカの食べ皮を残し、その皮を口に見立てる。そして草をちぎり頭の部分に盛り付けて、梅干しを鼻、スパゲッティをヒゲに配置し、ドラえもんの顔に見立てるというもの。
ドラえもんは「夏らしい涼しい料理だよ」「まずひとくち食べてみて、1時間たってなんともなければみんな食べよう」とメッセージを残していた。
奇妙なドラえもんサラダは、YouTubeで複数ユーザーが再現に挑戦している。気になる人は検索してみよう。